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人とコンピュータの円滑な対話を実現する音声インタフェース

研究課題

研究課題/領域番号 11780245
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

森 大毅  宇都宮大学, 工学部, 助手 (10302184)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード音声認識 / 音声対話システム / 音声対話コーパス / 対話制御 / パラ言語情報 / 非言語情報 / 意味理解
研究概要

本研究は、対話音声中の言語的・非言語的情報を有効に利用することにより円滑で頑健な音声対話システムを実現することを目的として着手され、最終的に以下の成果を得た。
1 対話音声中の言語的・非言語的パターンの中から対話が円滑に行われるために重要な特徴を見出す手法を確立した。これは次のように細分される。
(1)superwordモデルと名付けた対話音声のための新しい言語モデルを開発し、これにより円滑な対話の実現に寄与する表現が自動獲得でき、音声認識の高精度化が見込めるようになった。また、このモデルを対話制御アルゴリズムに応用し、システムが適切なタイミングで応答するための対話のキューを自動獲得できることを明らかにした。
(2)非言語情報の自動獲得法の一環として、隠れマルコフ網に基づく環境音のモデル化法を考案し、自己組織化的な学習手法によって環境音の構造を獲得できることを明らかにした。
2 単一化文法に基づく発話単位の部分解析法を考案し、ユーザにとって負担の少ない自発的表現の多くを少数の文法規則でカバーできることを確認した。
以上の成果により、音声対話プロセスの一般的原則に関連する言語的・非言語的情報をコーパスからの自動学習という統一的な枠組みで扱うことができるようになり、タスクに依存しない普遍的な対話システム実現のための方法論を具体化することができた。これにより、当初の研究目的を達成することができたと言える。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hiroki Mori: "Structural noise modeling for speech recognition"Proc.International Conference on Speech Processing. Vol.1. 135-140 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 森大毅: "自然発話の多様性を考慮した対話システム用文法の記述法"日本音響学会2000年秋季研究発表会講演論文集. Vol.I. 41-42 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroki Mori: "Automatic Lexicon Generation and Dialogue Modeling for Spontaneous Speech"Proc.International Conference on Spoken Language Processing. Vol.1. 577-580 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 森大毅: "superwordモデルに基づいた自発音声における話者交替の予測"日本音響学会2001年春季研究発表会講演論文集. Vol.I. 91-92 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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