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遠隔操作のための眼内視差と運動視差を考慮した立体呈示法

研究課題

研究課題/領域番号 11780303
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関名古屋大学

研究代表者

工藤 博章  名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助教授 (70283421)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード遠隔操作 / 眼内視差 / 運動視差 / ocular parallax / motion parallax / 奥行き知覚 / 視差 / 立体表示 / Ocular parallax
研究概要

本研究では,遠隔操作に見られるような緻密な操作時を想定し,疲労の少ない立体呈示法について検討を進めてきた.
本年度では,まず,11年度に行ってきた眼内視差と運動視差を考慮した立体呈示システムの開発を継続して取り組んだ.11年度には,カメラの回転による奥行き計測と遠隔にあるディスプレイへの呈示という基本的な処理を行えるようにシステムを構成した.本年度では,この基本システムに対して奥行き計測精度を高める方法について取り組んだ.カメラの回転運動量を生成する方針について検討した.移動量の異なる回転運動を組み合わせることを試みた.これによるサブサンプリングの効果によって,計測精度を高めることが可能となった.また,計算量の削減のため,特徴領域の対応を探索する範囲の制限,対応技法の検討も試みた.
一方,試作システムによる遠隔操作時の奥行き判別支援能力の評価を行うため,心理実験を行った.遠隔地にいる操作者を想定し,カメラから送られた映像のみの観察から,マニピュレータ操作を行うことによって,二つの物体の位置合わせを行う課題を行った.その結果,本システムの支援により,本システムの支援なしで位置合わせを行った時よりも,位置合わせの精度が向上する結果が得られた.
しかしながら,本システムでは,視差の算出に際してカメラの回転運動を複数回実施するため,カメラの姿勢制御に時間が必要であり,システム全体の動作速度の低下が見られたことは課題としてあげられる.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山本高裕: "固視微動に示唆を得たビジョンシステムによる奥行き判別支援"電子情報通信学会技術研究報告. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 工藤博章: "Effect of the Sight Line Shift When a Head-Mounted Display Is Used"CD-ROM Proceedings of the World Congress on Medical Physics and Biomedical Engineering. 1-4 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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