研究課題/領域番号 |
11780440
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
田口 英樹 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (40272710)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 分子シャペロン / GroEL / 1分子イメージング / フォールディング |
研究概要 |
1分子のレベルでのシャペロニンGroELとGroESが結合解離するようす、およびタンパク質の折れ畳みの1分子観察の統計的な解析から、これまで知られていない新しいGroEL/ES複合体の中間体があることを提唱した。さらにこの新しい中間体の存在を確かめるために、ATP加水分解の速度論的な解析を行った。 また、シャペロニンと変性タンパク質との相互作用の1分子イメージングを行い、シャペロニン機能の全貌を1分子レベルで調べる手がかりを得た。 1分子のシャペロニンが機能するようすをリアルタイムで調べるための第一歩としてシャペロニンGroELとGroESが結合解離するようすを1分子レベルで観察することに成功した。また、この実験系を発展させて変性タンパク質の折れ畳みの1分子観察を行った。Green Fluorescent Protein(GFP)とGroEL変異体を使用して1分子タンパク質フォールディングを見ることができた。以上の観察の時間経過を統計的に解析した結果、これまで知られていなかった新しいGroEL/ES複合体を検出することができた。
|