研究課題/領域番号 |
11780446
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
黒田 俊一 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (60263406)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | PKC / LIMドメイン / RINGドメイン / PDZドメイン / 情報伝達 / 転写 / スカフォードタンパク / プロテインキナーゼC / 亜鉛フィンガー / タンパク質間相互作用 / 細胞内情報伝達 |
研究概要 |
先に我々は、亜鉛フィンガーであるLIM及びRINGドメインの多くが、細胞の増殖、分化、癌化及びアポトーシスに関係するプロテインキナーゼC(PKC)と直接相互作用する機能ドメインであることを見いだした。本研究では、新規のPDZ-LIMタンパク質ENH及び新規のRING-IBRタンパク質RBCK1の細胞内での役割をPKC等のプロテインキナーゼ群との相互作用を通して解析を行った。その結果、心筋細胞においてENHはPDZドメインを介してZディスクに局在し、LIMドメインを介してcPKC(PKCサブタイプ:α、β、γ)をリクルーティングして心肥大化機構に関与すること、また神経細胞においてはLIMドメインを介してカルシウムNチャネルとcPKCを同時にリクルーティングして同チャネルのConductivity制御に関係していることが明らかになった。また、RBCK1はプロテインキナーゼ群と相互作用をする転写因子であると同時に、ユビキチンリガーゼE3として機能する「1分子2機能タンパク質」であることが判明した。さらに、同じRING-IBRファミリーに属する若年性パーキンソン病原因遺伝子産物Parkinや原癌遺伝子産物であるBRCA1やPMLも同じ活性を有することが判明した。今後は「1分子2機能」の意義を細胞レベルから検討する必要がある。
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