研究課題
地域連携推進研究費
1.山形県の研究者とともに研究グループを組織し、定期的な会合をもって共同で研究を進めた。一連の会合を通じて、今回作成した広域雪情報の利活用に関し、スギ花粉飛散、森林管理、農業利用などへの検討を進めることができた。2.山形県衛生研究所との協同により、スギ花粉飛散と積雪域との関係が明確になり、実利用化への道が開けた。この成果は論文として発表された。3.NOAA衛星AVHRRセンサーを用いた積雪域抽出手法が高度化され、定量的に品質管理された結果が常時出力できるようになった。この手法を用いれば、誰でも簡単に衛星観測から高度積雪域情報を作成することができる。4.上記の積雪域抽出手法を用いることにより、1989年から1998年までの東北地方全域における1km空間分解能積雪域情報を抽出し、データベースを作成した。このデータは、山形県との連携研究の基本データとして活用されたばかりでなく今後多くの研究に利用される予定である。5.上記の結果を2001年3月から6月まで、インターネットで山形県他にリアルタイム配信し、本研究が実利用可能であることを実証した。
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