研究課題/領域番号 |
11800007
|
研究種目 |
特別研究促進費
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
平野 健一郎 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (40012463)
|
研究分担者 |
村嶋 英治 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (70239515)
小林 英夫 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (80052546)
後藤 乾一 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (90063750)
清水 元 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (50265021)
白石 昌也 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (70127330)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
キーワード | アジア太平洋 / グローバリゼーション / 社会・文化変容 / マイグレーション / エスニック関係の変容 / 企業活動の国際化 / 文化の多様性 / 英文ホームページ / 文化多様性 / マイグレーション研究ネットワーク / ヒトの国際移動 / エスニシティ問題 / モノの国際移動 |
研究概要 |
平成11年度及び12年度の特別研究推進費による本研究課題によって得られた研究成果はおおよそ次のようなものである。 (1)平成10年度に文部省国際会議開催費などの援助を得て開催した「アジア太平洋におけるヒトの国際移動と社会・文化変容-その最新事情-」国際シンポジウム(1999年9月、於早稲田大学)の成果にもとづき、日本における「ヒトの国際移動」研究の先行業績の集約と研究者ネットワークの充実を図った。 (2)同様に、同シンポジウムの成果の上に、日本の「ヒトの国際移動」研究とアジア太平洋地域におけるマイグレーション研究とを連接させるために、日本の研究者ネットワークに英文ホームページを設置し、APMRN(Asia Pacific Migration Research Network)とのネットワークの充実を図った。APMRN第4回会議(2001年3月、於マニラ)には日本から研究成果報告と研究状況報告を提出した。 (3)APMJ(Asia Pacific Migration Journal)の日本特集号(Vol.IX, No.3, 2000)の編集に参画し、1999年の国際シンポジウムの報告論文5点を英訳掲載させ、日本人による研究成果の国際的な公表を実現させた。 (4)文部省国際学術調査にもとづく平成9年度海外学術調査の成果の継続として、タイ・日本間の「ヒトの国際移動」に関する日タイ共同研究を本格的に実施する準備のため、パイロット・スタディを実現させた。 (5)ユネスコのMOST(Management of Social Transformation)プログラムの研究提言に注目し、それとの連携を図った。 (6)2年間を通じ、7つの個別研究グループの研究会と合同研究会を頻繁に開催し、研究の現状と課題の検討を続けた。その結果、「ヒトの国際移動」に限定せず、エスニック関係の変容、企業活動の国際化など、グローバリゼーションと社会・文化変容を、実証的、総合的、立体的に共同研究し、文化の多様性を維持する方法を追究する必要があることに見解が一致した。 (7)その見解にもとづき、科学研究費補助金「特定領域研究(A)」として平成13年度に発足を希望する特定領域を、申請領域名「アジア太平洋におけるグローバリゼーションと社会・文化変容」で申請した。
|