研究課題/領域番号 |
11832012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
中谷 広正 静岡大学, 情報学部, 教授 (80109131)
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研究分担者 |
伊藤 敏彦 静岡大学, 情報学部, 助手 (20313926)
佐治 斉 静岡大学, 情報学部, 助教授 (10283334)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 表情 / 動作 / 感性 / 3次元情報 / 手 / 動画 / インタフェース / 画像 / 顔 |
研究概要 |
人間から人工環境へのコミュニケーションは、キーボードやポインティングデバイスを中心に今日まで行われてきた。本課題では、人間の顔および全身から表出されるその人独自の表情・動作を解析・識別し人間の意志・感情を理解するシステムの構築を目的に研究を進めてきた。その過程で、つぎの成果が得られた。 1.人物動画像3次元計測装置の設計・製作 ビデオカメラ・プロジェクタ光源・スリット光源・ビデオキャプチャーカードおよびワークステーションを組み合わせて、時間変化する表情・動作から3次元情報を計測する装置を設計・製作した。2/15秒の動きに追随できる方式を考案し、人間の自然な動作を解析できる装置を開発した。 2.人物検出 システムが利用者の存在を認識するために人物検出について考察をおこない、エッジベクトルとエッジの信頼度を用いた移動物体の検出法、およびカラーインデクシング法を用いた人物検出法を開発した。 3.表情追跡・認識 時間的に連続した動画像フレーム間での顔面の動きの追跡と、表情の時間変化から動きの特徴パラメータの抽出を行う手法を開発した。この時、各筋肉の骨格や皮膚への付着位置・筋繊維の方向などの解剖学的な知識を利用し、顔面の自然な動きに適応できる画像処理手法を開発した。 4.動作追跡 対象物を人間が指示する場合に大きな役割を果たす腕・指に注目し、ステレオ法による腕の動作の3次元空間での追跡手法の開発、画像中の手領域から指領域を抽出しどの指が伸びているのかを認識する手法を開発した。
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