研究課題/領域番号 |
11832019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
渡辺 富夫 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (30167150)
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研究分担者 |
大久保 雅史 岡山県立大学, 情報工学部, 助教授 (10233074)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / ヒューマンインタラクション / 身体的コミュニケーション / 身体的インタラクション / 身体性 / 身体性メディア技術 / コミュニケーション支援 / ロボット / HCI |
研究概要 |
対話者が仮想空間あるいは実空間を共有することで、引き込みにより対話者相互の身体性が共有できる身体的コミュニケーションシステムのコンセプトを提案し、そのプロトタイプを開発した。本システムは、各種ヒューマンコミュニケーションの解析・理解だけでなく、今後のメディア技術・情報通信技術の基盤になるものである。さらに、身体性を共有する引き込み原理をロボットや電子キャラクタ等のメディアに導入することで、本格的に人とかかわるコミュニケーションにおける身体性メディア技術を開発した。本技術は、音声のみから豊かなコミュニケーション動作を自動生成する技術である。既に試作されたインタラクションロボット(InterRobotと命名、商標登録済み)は、各種の展示会・イベントで活躍し、実用化されている。本成果は、ロボットの分野だけでなく、情報通信システムやコンピュータのインタフェース等、人とかかわりを持つシステム全般に急速に波及しており、次世代ヒューマンインタフェース技術を目に見える形で世界に発信するもので、革新的な情報技術を確立したことは間違いなく、国際的な意義は計り知れない。この技術を活用する岡山県立大学のベンチャー企業としてインタロボット株式会社(www.i-robot.co.jp)を2000年3月に設立し、2001.1.1から山形県産業科学館へのInterRobot2体リース、ヤマハコミュニケーションプラザでの展示など、コミュニケーションロボット、携帯電話、パソコン等、具体的に技術導入を進め、新たな身体的コミュニケーション産業を創出している。
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