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ポジトロン断層法(PET)を用いた骨格筋麻痺の回復過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11835007
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究機関東北大学

研究代表者

大井 直往  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (90282045)

研究分担者 漆山 祐希 (漆山 裕希)  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (10302100)
伊藤 正敏  東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教授 (00125501)
岩谷 力  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00092148)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードPET / ^<18>F-FDG / 歩行 / 筋の糖代謝 / 骨格筋麻痺 / 脳卒中 / トランスミッションスキャン / 筋肉密度 / FDG
研究概要

【研究の目的】ポジトロン断層法(PET)を用いて脳卒中片麻痺者の麻痺筋の状態を、グルコース代謝の面からみた平地歩行時の筋活動および、トランスミッションスキャンによる肢節体積・密度測定から把握すること。
【研究結果】1.まず片麻痺者の歩行時の筋活動を測定する対照として、健常者での歩行における、グルコース代謝量からとらえた下肢筋の筋活動を測定し、安静時の下肢筋の筋活動量と比較した。まず過去の筋電図などによる筋活動の研究結果と比較して、PETを用いた歩行時の筋活動量の測定が妥当なものであることを検証した。健常者での歩行時の特徴ある筋活動の所見は、大腿筋よりも下腿筋の活動がより大きいこと、最も活動したのはヒラメ筋であること、小殿筋の活動がかなり大きいことが示された。
2.片麻痺者麻痺側の下腿筋の活動量は健常者よりも小さい値を示したが、大腿筋はほぼ同じで活動が保たれていた。片麻痺者麻痺側の小殿筋の活動量は健常者よりも小さい値を示した。片麻痺者非麻痺側の内側ハムストリングと後脛骨筋の活動が健常者よりも大きい値を示した。これは片麻痺者の歩行における麻痺の代償作用と考えられた。
3.PET装置のトランスミッションスキャンを用いて物質の密度が測定できることを利用して、片麻痺者の肢節の体積と密度を測定した。まず本方法が身体肢節密度の計測において高い信頼性を持っていることを確認した。脳卒中片麻痺者の麻痺側上腕部で肢節体積・密度の減少が見られたことより、上腕部(特にその近位部)に脳卒中による運動麻痺の影響があらわれやすいことを示した。

報告書

(4件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Naoyuki Oi et al.: "FDG-PET imaging of lower extremity muscular activity during level walking"Journal of Orthopaedic Science. 8. 55-61 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Oi Naoyuki et al.: "FDG-PET imaging of lower extremity muscular activity during level walking"Journal of Orthopaedic Science. 8. 55-61 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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