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立位にて前・後傾した場合に体性感覚情報が急変する位置の知覚に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 11835011
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究機関金沢大学

研究代表者

浅井 仁  金沢大学, 医学部, 助教授 (50167871)

研究分担者 藤原 勝夫  金沢大学, 医学部, 助教授 (60190089)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード立位位置知覚 / 体性感覚情報 / 情報急変
研究概要

前後方向の立位位置は、前傾や後傾にともなう体性感覚情報の急変をもとに知覚されているものと考えられる。そこで、本研究は以下の問題を明らかにする目的で、被験者11名を対象に実施した。
1)身体傾斜にともなう足底圧および筋活動の急激な変化を正確に知覚できるか。
2)足底の特定の部位を冷却し圧感覚情報を減少させた場合に、足底圧や筋活動の急激な変化の知覚がどのように変化するか。
3)母指、あるいは母指球からの圧情報を冷却によって減少させた場合に、それぞれの部位における圧の知覚強度はどのように変化するか。
結果および考察:母指球圧の極大値は全員が知覚できたが、母指圧の初期急増は全員が知覚できず、後期急増を初期急増として誤知覚していた。母指外転筋、大腿直筋、前脛骨筋のいずれにおいても11名中8名は、後期急増を初期急増として誤知覚していた。母指圧および母指外転筋の後期急増は、母指球圧が最大になり圧が母指に移ることと関連性があることが示唆された。母指圧の後期急増の知覚には母指球圧情報が強く関与していることが示唆された。母指外転筋の後期急増の知覚には母指圧情報が関連することが示唆された。
踵からの圧情報がない場合に大腿直筋活動の急激な変化に対する知覚能が高くなる被験者と低くなる被験者がいることから、この筋活動の知覚において踵部からの圧情報の関連性に個人差があることが示唆された。これに対して、前脛骨筋ではこのような個人差は少なかった。
母指圧の強度を知覚するためには、母指への圧が高まる位置では母指からの圧情報が重要となり、さらに圧が母指球から母指へ移るところでは母指球からの圧情報が重要となることが示唆された。母指球圧の強度を知覚するためには、圧強度が低いところから高いところまで母指球からの圧情報が重要であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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