研究課題/領域番号 |
11835042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
市丸 勝二 東京医科大学, 医学部, 教授 (50074802)
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研究分担者 |
遠藤 健司 東京医科大学, 医学部, 助手 (90266479)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | むち打ち損傷 / Barre-Lieou症候群 / リハビリテーション |
研究概要 |
めまいを主訴としたむち打ち損傷後に発生したBarre-Lieou症候群患者20人に対して、めまいの改善を目的とした、機能的リハビリテーションを考案した。受傷後1ヶ月以内の早期よりリハビリテーションを行った。めまいの発生には、脳幹に存在する前庭神経機能が大きく関与しているが、それらの機能回復のために眼球運動を中心とした、前庭眼反射、頸部を中心とした前庭脊髄反射、また末梢前庭機能の機能強化を系統的リハビリテーションを行うことで3ヶ月で90%の人に改善した。自覚的にはめまい、眼症状は15人で消失、3人で警戒、2人で残存した。そのうち1人は、めまいが強くリハビリを毎日する事ができないという問題も残存した。頭痛は10人で消失、6人で軽快、4人で残存した。従来むち打ち損傷の治療としては、安静を指示されることが多かったが、平衡機能を中心としたリハビリテーションを早期に行うことにより、めまいに対して一定の効果が期待できると考えられた。評価方法としての重心動揺計は簡便で有用であった。またMRAによる研究で、めまいを引き起こす背景因子として椎骨脳底動脈循環不全の損沿いが9人と効率に存在しその関与が強く示唆された。
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