研究課題/領域番号 |
11839005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 (2000) 東京工業大学 (1999) |
研究代表者 |
渡邉 肇 (渡辺 肇) 岡崎国立共同研究機構, 統合バイオサイエンスセンター, 助教授 (80212322)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 内分泌かく乱物質 / アフィニティー精製 / フタル酸 / トリアゾール / ターゲット / アフィニティー |
研究概要 |
内分泌かく乱物質の作用機序の解明を目的として、内分泌かく乱物質の真のターゲットを明らかにする為に、アフィニティー精製法を利用したターゲットの精製・同定に着手した。 従来、内分泌かく乱物質のターゲットは、ホルモンレセプターとされていたが、それだけでは内分泌かく乱物質の多様な影響を説明することは困難である。そこで、ターゲットが他にも存在する可能性に着目し、内分泌かく乱物質と結合する生体レセプターの探索を行った。 対象とする内分泌かく乱物質としては、現在でも比較的汎用されているフタル酸とトリアゾール系の農薬の1つであるアミトロールを取り上げた。これら内分泌かく乱物質を、われわれの開発したアフィニティー精製用のラテックスビーズに固定化した。アフィニティー精製用のラテックスビーズにはエポキシ基が存在し、目的とする化学物質のアミノ基と反応し化学物質をビーズ上に固定化することができる。そこで内分泌かく乱物質のアミノ酸誘導体を合成し、ラテックスビーズと反応させることにより、内分泌かく乱物質固定化ラテックスビーズを作製した。 この内分泌かく乱物質固定化ラテックスビーズを用いて細胞の抽出液から精製を行い、結合タンパク質の精製を行った。抽出液調製用の細胞としては、子宮頚ガン由来のHeLa細胞を用い、核抽出液と細胞質抽出液をそれぞれ調製し、実験に供した。その結果、フタル酸またはアミトロールを固定化したアフィニティーラテックスビーズを用いて特異的に結合するタンパク質を精製できた。さらに試料を大量に調製し、これらタンパク質のアミノ酸配列を決定し、遺伝子のクローニングを行った。現在、これらの遺伝子産物の機能について解析をおこなっている。
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