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内分泌かく乱物質による野生動物の生殖異常メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 11839008
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究機関岐阜大学

研究代表者

坪田 敏男  岐阜大学, 農学部, 助教授 (10207441)

研究分担者 村瀬 哲磨  岐阜大学, 農学部, 助手 (30303514)
喜多 功  岐阜大学, 農学部, 教授 (60021705)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード内分泌かく乱物質 / 環境ホルモン / 野生動物 / 生殖異常 / ステロイド合成
研究概要

1.野生動物における生殖異常の検出
野外で死亡したタヌキ、クマ、ハクビシン、ネズミ、猛禽類の死体を収集し臓器材料を得た。また、飼育環境下にあったオットセイ、ラッコ、アシカ、イルカについても死体より臓器材料を採取した。これらの動物の肝臓および脂肪に含まれる内分泌かく乱化学物質(PCB、HCH、DDTおよびその異性体、有機スズ、各種農薬)の蓄積濃度を測定した(環境庁調査および基盤研究(A)による)。生殖器の組織標本を作製し病理学的検査を行った。これまでにタヌキ1例に精巣腫瘍が認められている。
2.生殖異常をひき起こすメカニズムの解明
性腺内でのステロイド合成を調節するステロイド合成酵素の発現量を調べる目的で、代表的なステロイド合成酵素である3βHSD、P450c17およびP450aromのmRNA断片の塩基配列をイヌおよびネコで決定した。今後これらをプローブとして使ってNorthern blottingやin situ hybridizationを行い、各ステロイド合成酵素の発現量および発現部位を調べる。その上で内分泌かく乱化学物質がこのステロイド合成にどのような影響を与えているか検討する。卵子の発育能および胎子の性分化への影響については引き続き実験中である。

報告書

(3件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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