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内分泌攪乱物質が核内受容体の標的遺伝子転写活性に与える影響の分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11839032
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究機関(財)生産開発科学研究所

研究代表者

臼井 健  生産開発科学研, 研究員 (20271512)

研究分担者 田上 哲也  財団法人 生産開発科学研究所, 成人病科学研究室, 研究員 (60273439)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード内分泌撹乱物質 / 核内受容体 / 生薬 / ビスフェノールA / 転写活性 / 培養細胞
研究概要

今年度は、各種核内受容体とGAL4のDNA結合領域(GAL4DBD)とのキメラプラスミドの構築を完成した。これらのプラスミドをGAL4-Luciferaseレポーター遺伝子(GAK-Luc)およびコントロールプラスミド(pRL-SV4,pRL-TK)とともに培養細胞(tsA201)に導入し、各種漢方薬生薬成分および化学物質ピスフェノールAを添加してレポーター活性(ルシフェラーゼ活性)の変化をルミノメーターにて検討した。
その結果、培養細胞系において、いくつかの生薬に、エストロゲン受容体(Erα)、ビタミンD受容体(VDR)、PPARγに対して、疑似リガンドと成り得る成分が含まれている事が明らかになった。これらはいずれも培養細胞系において用量依存的にレポーター遺伝子の活性を上昇させた。これらの生薬成分に関してこれらに含まれる既知の化学物質について更に検討を加えて、内分泌作用を示す物質を同定する。このことは漢方薬の生薬成分にいわゆるpytoestogen(植物エストロゲン)様作用を有する成分が含まれている可能性を示すのみならず、種々の核内受容体に対して作用しうる成分が含まれている可能性を示唆するものである。
一方甲状腺ホルモン受容体に対しては、甲状腺ホルモンに対してアンタゴニスチックに作用する生薬成分が存在した。またビスフェノールAはこれまで知られている、エストロゲン作用に加えて、甲状腺ホルモン受容体に対してアンタゴニスチックに作用する可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nakamura Y.,Usui T.,Nakao K.et al.: "Characterization of Prophet of Pit-1 gene expression in normal pituitary and pituitary adenomas in humans"Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism. 84. 1414-1419 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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