研究課題/領域番号 |
11871002
|
研究種目 |
萌芽的研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
中国哲学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
麦谷 邦夫 (麥谷 邦夫) 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (90114678)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | DEM / 五岳真形図 / 人鳥山図 / 二十四治 / 泰山 / 衛星画像 / 宗教地理 / 五岳 / 洞天 / 福地 / 茅山 |
研究概要 |
本年度は、以下の諸点について研究を実施した。 1.引き続き『五岳真形図』の諸版の蒐集を進め、その間における相違点および継承関係などの考察を行った。また、『人鳥山図』などの関連図像との比較検討を実施した。 2.昨年度実施した泰山地域の衛星画像データによる地理的分析および現地蒐集データとの突きあわせと検証を行った。 3.四川地域の「二十四治」関連の衛星画像データを蒐集するとともに、2000年10月に四川省成都市周辺の山岳地帯におけるランド・マークなどのデータの蒐集を実施した。 4.昨年度に引き続き、衛星画像データを利用するための処理手法の確立に関する研究を実施した。しかし、出来あいの画像処理ソフトによる処理では、本研究の目的に十分適合した分析が必ずしも有効に行えなかった。このため、今後は独自の処理プログラムの作成が必要である。 以上の作業により、『五岳真形図』のイメージの来源を確定するための基礎的作業は一応終了したが、なお多くの問題が未解決のまま残った。最大の問題点は、中国の山岳部の対応したDEM(Deigital Elevation Model)データの入手困難である。今後、精度の良いDEMデータを入手できれば、これまでに蓄積したデータを十分に活用して、さらなる研究の展開を図ることが可能であると思われる。
|