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造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究、美学的、芸術的、心理学的、社会学的、歴史的、情報的、工学的観点から

研究課題

研究課題/領域番号 11871006
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 美学(含芸術諸学)
研究機関成安造形大学

研究代表者

小林 博道  成安造形大学, 造形学部, 教授 (80268078)

研究分担者 大野 俊明  成安造形大学, 造形学部, 教授 (20203888)
本郷 重彦  成安造形大学, 造形学部, 教授 (90209312)
木村 至宏  成安造形大学, 造形学部, 教授 (50298668)
金村 京一  成安造形大学, 造形学部, 講師 (70268085)
千速 敏男  成安造形大学, 造形学部, 助教授 (90298670)
田邊 徹  成安造形大学, 造形学部, 教授 (40268074)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード造形活動 / 美術 / ロク・チトラカール / 造形知 / 西教寺真盛園 / 壁画 / 曼茶羅 / ネパール / 曼荼羅 / 地域文化 / 佐渡版画村運動 / 高橋信一 / コミュニケーション
研究概要

本研究においては、言語による知的営みや数理による知的営みに対して、造形による知的営みをとりあげ、「造形知」と仮称し、その特性・意義などについて考察した。この「造形知」は、感覚器官に直接関わるものであり、したがって、きわめて身体性に富む。そこで、私たちは、その営みにおいて身体性が重要な契機をなす日常生活における「造形知」の諸相の検討から着手した。日常生活に向けられた眼差しは、日常生活の場としての地域社会へも連なっていくが、地域社会において、「造形知」は、地域文化の形成において重要な役割を果たしていることが明らかになった(今井論文・小林論文・大原論文参照)。また、地域文化の形成の局面における「造形知」のありようと、地域文化の蓄積としての歴史的景観の局面における「造形知」のありようについて研究した。地域のなかで伝承されてきた「かたち」の蓄積は、宇宙観の表明ともなる。それゆえ、地域文化の蓄積としての歴史的景観の局面における「造形知」は、宗教活動とも連なっていくことが明らかになった(大野論文参照)。さらに、こうした研究成果にもとづき、美学・芸術学・教育学・心理学・社会学・歴史学・情報学・工学などの観点から、個別の研究が進められた。日本手話における造形性(島先論文)、心理療法における造形性(山論文)、造形の知覚における歴史性(千速論文)、デジタル・メディアにおける造形性(千速論文)などについて、新知見が得られた。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (36件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (36件)

  • [文献書誌] 今井 祝雄: "「造形知」の実践的展開:老人施設の壁画づくり"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 8-13 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 大野 俊明: "ネパールのタンカ(曼陀羅)および砂曼陀羅"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 14-17 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 はくどう: "造形知と自己実現の循環:身辺と心象表現:佐渡版画村をたずねて"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 75-92 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 はくどう: "造形知と自己実現の循環:造形知を市民ビデオに探る"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 93-118 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 島先 京一: "異文化言語と造形知:聴者にとっての日本手話"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 21-41 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 千速 敏男: "知覚の歴史性とそのパラダイム:パノフスキーの方法論から出発して"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 42-49 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 千速 敏男: "デジタル・メディアによる空間上の共振として「アウラ」"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 50-54 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山本 和人: "造形知再考"造形による知的営みとしての「造形知」の多角的研究. 18-20 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 今井 祝雄: "パブリックアートと都市の記憶"まちなみ. 第25 No284. 24-27 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 大野 俊明: "29年間の模写作業"文芸春秋. 第79 No9. 88-90 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 千速 敏男: "メディア空間上の共振としての「アウラ」"「今日的絵画鑑賞法」展カタログ(京都芸術センター). 4-4 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山 愛美: "造形と心理療法.魂と心の知の探求"心理臨床学と精神医学の間. 208-214 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 木村 至宏: "琵琶湖:その呼称の由来"サンライズ出版. 190 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 はくどう: "佐渡版画村に造形知を探る"小林 はくどう. 30 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 今井祝雄: "福祉とアートプロジェクト-真盛園リハビリ室の壁画制作をとおして"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山本和人: "造形知のスキーム"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山愛美: "「造形知」心理療法-ある造形作家の一連の作品にみるイメージの変様-"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小林博道: "佐渡版画村に造形知を探る"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 大野俊明: "ワークショップ「マンダラ製作を体験して」"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 本郷重彦: "PONKO視触響楽空間-本郷重彦作品展&高田みどりサウンド・コラボレーション-"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 千速敏男: "様式論から図像解釈学へ:パノフスキーの場合"成安造形大学研究紀要「鳰」. 7(編集中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 千速敏男: "日本の電子ネットワークにおける美術系サイトの意義と今後の課題サイトのAuthorization"アート・ドキュメンテーション研究. 第8号. 62 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 千速敏男: "ネットワーク時代におけるアーカイヴズのデジタル化のための方法論をめぐって"アート・ドキュメンテーション通信. 第48号. 10-12 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 木村至宏: "里山:森の育む知恵"アート・トーク2000. 里山特集号. 127-173 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 木村至宏: "湖東三山の美にふれる"アート・トーク2000. 61-79 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小林博道: "メディアリデラシーとビデオワークショップ"アート・ドキュメンテーション研究. 第8号. 55-60 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 今井祝雄: "白からはじまる私の美術ノート"ブレーンセンター. 270 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 田邊 徹: "岩村透と明治期の西洋美術研究III"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 4-12 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 干速 敏男: "造形による知的営みとしての「造形知」の可能性についての覚え書き"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 25-30 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 金村 京一: "Plastic Dance in Urban Construction 公的空間におけるパフォーマンスの試み"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 63-73 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 小林 はくどう: "THE PALAIS IDEAL 1"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 105-109 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 今井 祝雄: "ミズツチ譜II 1998年.ギャラリーKURANUKIにおける個展より"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 119-123 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 大野 俊明: "春雪比良"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 124-125 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 本郷 重彦: "PONKO 143"成安造形大学研究紀要「鳰」. 6. 133-135 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 干速 敏男: "今日の情報化社会における美術史学:ヴェルフリンとパノフスキーを中心に(関西アート・ドキュメンテーション通信 No28)"アート・ドキュメンテーション通信. 44. 15-17 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 田邊 徹: "回想の室生犀星-文学の背景-"博文館新社. 270 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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