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日本人のゆとり意識と余暇・観光行動

研究課題

研究課題/領域番号 11871021
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関大阪大学

研究代表者

山下 京  大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 助手 (20273568)

研究分担者 八木 隆一郎  社団法人国際経済労働研究所, 常務理事統括研究員
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードゆとり / 旅行動機 / 余暇・観光行動 / 観光行動
研究概要

本年度は昨年行った予備調査の検討をふまえて、本調査に向けた尺度項目の選定作業を行った。因子分析の結果を参考に項目の取捨選択を行い、内外の旅行会社における専門家の意見などを参考に調査票を作成した。本年度の調査1では大学生・大学院生およびその父母を対象に調査を行った。その結果、「知識探求」「リラックス」「非日常性」「威信」「トレンド意識」「楽しみ」「自然」「人とのふれあい」など18次元の旅行動機次元が改めて確認された。信頼性などの検討を経て、これらの項目を本調査項目として用いた。
本調査は大手旅行誌の協力を得て、海外旅行および国内旅行の計画においてその雑誌を利用している一般読者1000名を対象に郵送法で行った。結果として50%をこえる回収率を達成し、旅行動機の各次元とゆとり感との関係や旅行形態や行き先などとの関連の検討を行った。その結果、ゆとり因子のうちでも「富裕性」や「時間自由性」と観光行動との正の関係が確認された。これら物理的なゆとり因子以外でも「遊楽性」などの心理的なゆとり因子と特定の観光動機次元との密接な関係が示された。余暇・観光行動の充実度や欲求とゆとり感との関係の分析からは、余暇・観光行動が生活満足度に及ぼす役割の大きさが示唆された。
なお、昨年度行った予備調査の結果の一部は、本年度(平成12年)にスウェーデンのストックホルムで行われた第27回国際心理学会議において「Japanese workers in the 90's(3):Life」の題名で発表を行った。その際に、北欧でオフィスをもつ旅行会社の現地事務所の協力を得て、海外での日本人観光客の観光行動の特徴などについて、ヒアリング調査を行った。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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