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高等教育を受けるのに必要な能力の基礎的検討に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11871048
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関メディア教育開発センター (2000)
大学入試センター (1999)

研究代表者

小野 博  メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (10051848)

研究分担者 藤芳 衛  大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (20190085)
廣瀬 洋子  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80208884)
山田 恒夫  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (70182540)
林部 英雄  横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (80092469)
内田 照久  大学入試センター, 研究開発部, 助手 (10280538)
荒井 克弘  大学入試センター, 研究開発部, 教授 (90133610)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード大学生の学力低下 / 日本語力 / リメディアル教育 / 学習スキル / プレースメントテスト / 日本語語彙力テスト / 高等教育 / 基礎学力 / 学習の基本的スキル / 英語教育 / 国語教育
研究概要

従来、日本における大学生の学力は大学入試の厳しい競争によって維持されてきたと言われてきたが、近年の大学入試の緩和や中等教育における授業数の軽減などは、大学生の学力ばかりか人間としての活動の基本的能力を表す日本語力の低下が問題となっている。すでに、理工系を中心に日本でも補習教育として「実験のテキストを理解し、レポートが書ける日本語を身につけさせる」教育が行われている大学が増加している。
このような背景の中で、高等教育を受けるためには最低限どの程度の言語力が必要であるかについて、日本語力を指標に調査するとともに、判定のためのプレースメントテストや教授法の開発を行う必要がある。そこで入学者選抜の競争が厳しい大学から事実上オープンアドミッションに近い短大まで約31大学の学生約4,300人を対象に日本語力の基準となる日本語語彙力調査を実施した。その結果、80%以上の学生の日本語力が大学生レベルの大学から、大学生レベル20%、高校生レベル60%、中学生レベル20%の大学まであることが明らかになった。また、留学生を対象に同じ日本語語彙力調査を実施し、その結果が高校生レベルであれば授業理解には十分な言語力であるが、中学生レベルでは大学の授業理解には問題があることがわかり、日本人学生であっても日本語力の低い学生を対象とした日本語リメディアル教育が必要であることを指摘した。今後、大学におけるリメディアル教育の需要が増えることが予想されるため、インターネットを利用した実用化研究を進めることとした。さらに、日本語力の判定および伸張の評価のため、標準化した日本語力テスト(プレースメントテスト)の開発に着手することとした。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小野博: "大学「AO入試」とは何だ"毎日新聞社. 192 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小野博 他: "英語I・OCの授業はどう変わる(座談会)"英語教育. 48巻・13号. 23-45 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 小野博 他: "21世紀の感性教育"六甲出版. 230 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] "うちの子ペラペラになれるかな"旺文社. 240 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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