研究課題/領域番号 |
11873005
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済統計学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
近 昭夫 九州大学, 大学院・経済学研究院, 教授 (20021826)
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研究分担者 |
芝村 良 九州大学, 大学院・経済学研究院, 助手 (80336073)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 知的障害者 / 知的障害者に関する調査 / 障害者統計 / 社会福祉統計 / 福祉関係予算 / 知的障害者の社会生活 / 知的障害者団体 / 養護学校卒業生の進路 / 知的障害者に関する統計 / 成人後の知的障害者 / 知的障害者に関する報告書 / 障害者の生活 / 知的障害者の生活 / 知的障害者の施設 / 知的障害者の作業場 / 知的障害者の職場 |
研究概要 |
近年、身体障害者に対する社会の理解は深まり、行政的・社会的対応も改善されているが、知的障害者に対する社会的理解も対応も十分ではない。今後の改善を図るためにも、知的障害者の生活の実態について客観的なデータを収集するシステムを充実させていくことが必要である。このような観点から,知的障害者についての統計、統計制度の実状を整理し,改善に向けて問題点を明らかにすることが、本研究の目的である。近年では、学齢期の知的障害児については文部科学省等によりかなり正確に捉えられているが、学齢期以降の知的障害者の社会生活については、まだまだ十分とはいえない。そこで、本研究では成人した知的障害者の社会生活に関する統計・統計制度の実状を整理し・問題点を明らかにすることを中心課題とした。 知的障害者に関する統計は、大別すると、(1)厚生労働省(旧厚生省)を中心に作成・公表されている統計、(2)知的障害者の関係者・親等の組織・団体等によって作成されている資料・統計、(3)養護学校等で作成されている卒業生の社会的進路に関する調査のレポート、がある。まず、(1)について、国民生活基礎調査、社会福祉施設調査報告、社会福祉行政業務報告、障害者関係の予算、知的障害児(者)基礎調査結果の概要(精神薄弱児(者)基礎調査結果の概要、等を収集し、知的傷害者の社会的生活に関する統計を整理し、障害者の社会生活について、どこまで把握されているかを整理した。(2)については、日本知的障害者愛護協会、全日本手をつなぐ育成会、JDS(日本ダウン症協会)等の資料・文書を収集し、これらの組織・団体で把握されている知的障害者の実状に関する資料・データを整理した。(3)については、若干の学校のレポートを収集し、そこで把握されている障害者に関するデータを整理した。これらの統計・資料の整理に基づき、現状の問題点を整理し,今後の改善方向について考察した。
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