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環境会計の研究-環境コストの明確化と環境会計のフレームワークの確立-

研究課題

研究課題/領域番号 11873016
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関関西学院大学

研究代表者

阪 智香  関西学院大学, 商学部, 専任講師 (10309403)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード環境会計 / 環境コスト / 環境負債 / 環境報告書
研究概要

企業が経済活動を行うことによって環境問題が生じてしまう原因は、われわれ自身が作り上げてきた経済システムが、経済活動の基盤である環境を捨象し、その価値を適切に認識し得なかったことによるものであった。この部分を認識するにあたって、会計こそがこの失われた環境価値を既存の枠内に取り入れることによって、環境コストを内部化し、環境に配慮した経済活動を促進することに貢献することができると考えた。また会計学は特に経済学の影響下に研究が進められてきたこと、また、経済学を基礎にもつ研究方法が会計学で認められるようになってきていることをふまえて、経済学の基礎的思考を改めて検討し、環境会計を考えるにあたっての1つの手がかりを得ることを試みた。
その上で環境会計を考察する場合には、既存の財務会計と、それに縛られない環境報告書という場において、それぞれにふさわしい環境会計を論じ、また、相互の関連を明らかにした上で、それぞれが役割を果たすことで、全体として様々なレベルの環境コストやその他の情報を包含した環境会計の1つの体系を示すことができるのではないかと考えた。
財務会計領域における環境会計では、財務会計領域における環境会計の役割と位置づけを明らかにした上で、具体的に会計処理、開示するにあたっての論点と課題を示し、また、実際の会計処理、開示の実態について検討した。環境報告書における環境会計では、財務会計の枠組みにとらわれない環境会計の開示手段として注目されている環境報告書において環境会計をどのように位置づけるのかに関して、環境報告書のフレームワークを明らかにした上で、その中の情報としての環境会計のあり方、対象とする環境コストの範囲、環境コストの評価、環境コストとベネフィットの考え方について検討し、さらに、実際に企業の環境報告書で開示されている環境会計の事例を研究した。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 阪 智香: "環境会計の意義とフレームワーク"Circular. Volume6 No.2. 2-3 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 阪 智香: "経営意思決定における環境コストの評価方法"商學論究. 47巻・2号. 227-243 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 阪 智香: "環境会計における簿記の位置づけ"日本簿記学会年報. 第14号. 94-101 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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