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分子線多重交差法による配向選別分子間ポテンシャルの直接決定

研究課題

研究課題/領域番号 11874079
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 物理化学
研究機関大阪大学

研究代表者

大山 浩  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60192522)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード散乱分布 / ペニングイオン化 / アダマール粒子分光 / 多重交差分子線
研究概要

アダマール粒子分光法を利用した散乱分布測定装置を試作した。配向分子線交差反応装置に、15個のスリットよりなるアダマールスリットを設置した高真空対応パルス回転ステージを設置した。このアダマールスリットを反応交点を中心に回転させ、アダマールスリットで切り出した反応交点からの信号をMCPで検出することで、ペニングイオンおよび、弾性散乱された準安定希ガス原子の散乱分布を得ることを可能にした。また高真空対応パルスステージにアダマールスリットを設置し、これをビームコリメーターとして用いることでコード化された多重分子線を発生させた。今回は予備的に15個のスリットよりなるアダマールスリットを用いて多重分子線を発生させた。このようなアダマールスリットを用いた多重分子線を用いることで分子線交差により生成したイオンの信号強度を10倍程度改善させることができた。しかしながら同時にバックグラウンド信号も同様に増えてしまい、十分なS/N比の改善にはいたっていない。またスリットを掃引時における信号強度の時間変化がアダマール変換による散乱分布測定を困難にしていることがわかった。特に、微弱な信号を取り扱う本研究の場合バックグランド信号の長期的揺らぎが大きな影響をあたえてしまう。現在、スリット掃引サイクル時間を短くして測定をおこないこのような長期的揺らぎの影響を少なくするために、コンピューター制御された自動測定システムを構築中である。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Ohoyama,H.Kawaguchi,M.Yamato,T.Kasai,B.G.Burunetti,F.Vecchiocattive: "Evidence for steric effect in methyl chloride ionization by metastable argon atoms"Chemical Physics Letters. 313. 484-490 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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