研究課題/領域番号 |
11874085
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
植村 元一 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (90047241)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 軸不斉 / ベンズアミド / ベンズアニリド / (アレーン)クロム錯体 / 面不斉 / 軸不斉ベンズアミド / エナンチオ選択 / オルトリチオ化 / アレーンクロム錯体 / キラルアミド |
研究概要 |
軸不斉を有する化合物としてオルト位に大きな置換基を有するビアリール化合物が良く知られているが、ビアリール化合物以外にも軸不斉の存在できる化合物がある。芳香環上のオルト位に大きな置換基を持つベンズアニリドおよびアミド誘導体にも軸不斉が存在できる。アミド結合は窒素原子がsp^1軌道なのでアミド部位が平面構造をとり、ベンズアミドの芳香環炭素とカルボニル炭素間の結合の回転が阻害され、軸不斉が生じる。芳香環のオルト位に置換基をもつN-アルキルアニリドにも同様に軸不斉が存在できる。これら、軸不斉ベンズアミド、アニリドを光学活性体として高い光学純度で不斉合成された例は報告されていない。本研究の目的は面不斉アーレンクロム錯体を用いて、軸不斉ベンズアミド、ベンズアニリドを光学活性体として不斉合成することである。 芳香族化合物は本来、光学不活性であるが、対応するアレーンクロム錯体に変換すると芳香環面の表と裏に由来する面不斉が生じ光学異性体として存在できる。したがって、(アレーン)クロム錯体の面不斉を利用して、軸不斉を有するベンズアミド、アニリドを光学活性体として合成する反応の開発を行った。軸不斉ベンズアミド、アニリドの光学活性体としての合成は以下の方法で行った。プロキラルな2,6-ジメチル-N-メチルベンズアニリドクロム錯体にキラルリチウムアジドでエナンチオ選択的にベンジル位のメチル基を区別したリチオ化を行い、親電子試薬でトラップして軸異性体を高い光学純度で合成した。
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