• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生きた細胞内における網状群体形成に関与するオルガネラと分子の局在変化の追跡

研究課題

研究課題/領域番号 11874122
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関京都大学

研究代表者

幡野 恭子  京都大学, 総合人間学部, 助手 (90208520)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアミミドロ / 網状群体形成 / 形質転換
研究概要

今年度も形質転換アミミドロの作製方法について検討した。既知のプロモーターの中で、緑藻でよく使われており、緑藻アミミドロと系統的に比較的近いと考えられる、クラミドモナスのルビスコスモールサブユニット2プロモーター(RBCS2)が使用できるかどうか、RBCS2-bacterial ble gene(zeomycin耐性)が組み込まれたプラスミドを用いて、詳細な条件検討を行なった。パーティクルガン法を用い、遊走子形成直前の原形質分割途中の細胞および単核細胞からなる形成直後の群体に、弾の種類や作製法、撃ち込む強さ、銃とサンプルとの距離等、撃ち込み条件を変え遺伝子導入を試みた。また、グラスビーズ法で細胞壁を持たない遊走子の時期の細胞および群体形成直後の細胞壁の薄い細胞を用いて、プラスミドの濃度、ボルテックスの時間と強さ、などを変え、遺伝子導入を試みた。両方法とも、選択培地中のzeomycinの濃度や遺伝子が導入された細胞と無処理細胞との生長の差を詳細に比較し、形質転換細胞の選択を行なった。しかし、検討した条件の中では、いずれも明確に形質転換されたと判断できる細胞が得られなかった。クラミドモナスはアミミドロとは分類上で異なる目に属しており、アミミドロ細胞内ではクラミドモナスのプロモーターがうまく機能しないのかもしれない。そこで、アミミドロ細胞内で強く働くプロモーターを得るため、アミミドロ遊走子で発現量の多いタンパク質を検討および同定し、そのプロモーターを取り出そうとしている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kyoko Hatano et al: "Zoospore - specific antigen as a useful marker for molecular analysis of net formation in Hydrodictyon reticulatum Chiorococcales, Chloroph"Phycological Rescarch. 48・3. 143-148 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kyoko Hatano & Junko Ueda: "Effects of concanavalin A on the net formation of zoospores in Hydrodictyon reticulatum (Chlorococcales, Chlorophyceae)"Phycological Research. 48・3. 155-160 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi