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知的流動体複雑系のパニック情報伝達系に対する流体力学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 11875044
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関埼玉大学

研究代表者

平原 裕行  埼玉大学, 工学部, 助教授 (20201733)

研究分担者 川橋 正昭  埼玉大学, 工学部, 教授 (70008853)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード人の流れ / 粒子流 / 複雑系 / 知能流体 / 数値シミュレーション / パニック状態 / 分子運動論 / 画像処理
研究概要

知的流動体の個体ポテンシャル,個体ポテンシャルのもつ指向性を関数で表現して,生物の持つ特性を分子運動論的に表現した.その関数は,単純な2個体間の運動,ならびに,100個体の集団運動,100個体同士の正面衝突,交差流動について評価し,本シミュレーション法が妥当な結果を与えることを確認した.集団の特性は熱力学的な状態変数量で表現され,知的流動体の集団特性を定量的に表現することを可能とした.本シミュレーションから,個体の運動の基本特性は,動機関数と個体ポテンシャルの指向性が重要であることが示され,更に,人の運動などの場合には,全体の系が極めて散逸的であることが結論付けられた.この結果は,人の運動などでは,時系列的な変化が,連続的でなく,非線形かつ大きな散逸を伴う系であることを意味しており,生物の集団の特徴を表現する非常に有効な手段であることが判明した.パニック情報は,様々な形式でシミュレーションに取り込まれ,集団の中心で発生した事故から回避行動に移る集団の運動を表現することが可能となった.パニック情報は,基本的には,近接の個体からのパニック情報伝達で十分に現実的な回避運動が表現されており,知的流動体のパニック情報は,基本的に近接場における個体間の干渉で伝達されるものが重要であるとの結論を得た.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 平原裕行,荒舘俊,川橋正昭: "指向性分子間ポテンシャルと動機関数による生物流のシミュレーション"可視化情報学会全国大会札幌2000講演論文集. Vol.20.SP No.2. 61-64 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 平原裕行,川橋正昭: "知的粒子流としての生物流れの考察"平成10年度衝撃波シンポジウム講演論文集. (発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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