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密度成層化した2液層の不安定化に伴う特異対流発生のメカニズムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11875052
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 熱工学
研究機関日本大学

研究代表者

棚澤 一郎  日本大学, 工学部, 教授 (30013105)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード密度成層 / ロールオーバー / 対流不安定 / 自然対流 / 容器内対流 / 逆転層 / 熱伝達 / 2重拡散対流 / 熱・物質移動
研究概要

本研究は、初め容器内で安定な成層を形成していた密度を異にする2液層が、容器壁を通しての外部からの熱の侵入、2液層界面での熱・物質移動、および上層自由液面からの蒸発などによって不安定化し、ついには上下層の混合に至る現象、すなわちロールオーバー現象の発生メカニズムの解明を最終的な目標とするものである。とくに、ロールオーバー発生の要因の一つである鉛直側壁面に沿う上昇流の、下層液から上層液への貫入現象に着目し、初期には貫入が上下液層の境界面で一様には起こらず、一定の間隔をもった筋状の上昇流が観察されるという特異な現象の発生条件とその流体力学的メカニズムの解明を目的とするものである。
本研究では、アクリル樹脂製の直方体容器内に濃度の異なる食塩水により密度成層を形成させ、容器の鉛直壁の一つを加熱面として2液層内にそれぞれ独立した対流を発生させ、流れのパターンを可視化観察し、また温度分布を測定した。流れの可視化のためには下層液をメチレンブルーで着色し、加熱壁と相対するアクリル壁を通して下層液が上層液中に貫入する過程をカメラによって記録した。このような実験により、上述の筋状対流の発生条件、筋状対流が不安定化し波状対流に移行する条件、さらに波状対流から全面的な貫入に移行する条件などを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 棚澤一郎: "密度成層のロールオーバー発生時に見られる不安定流動について"日本機械学会東北支部講演会講演論文集. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 棚澤一郎: "密度成層の不安定化に伴う特異対流の発生"日本機械学会熱工学部門講演会講演論文集. (発表予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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