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DIY対応リサイクル型煉瓦壁によるパッシブシステムの構築と環境負荷低減効果

研究課題

研究課題/領域番号 11875122
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関北九州市立大学 (2001)
九州大学 (1999-2000)

研究代表者

龍 有二  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (20191695)

研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード煉瓦造住宅 / 評価ツール / ライフサイクルアセスメント / CO2排出量 / エネルギー消費量 / DIY / パッシブシステム / 実測調査 / 地盤冷熱 / 太陽エネルギー
研究概要

DIY対応リサイクル型煉瓦壁は,煉瓦を破れ目地状に組積し,煉瓦内の円孔位置で下層からのボルトに連結することで個々にプレストレスを与えるという新しい工法である。この煉瓦壁は構造的な優位性を持ち,さらにDIY(Do it yourself)対応型システムとしても普及が期待される。本年度は,この煉瓦壁を利用した住宅の環境負荷低減効果と空気環境について検討する。
1)シミュレーションによるDIY対応リサイクル型煉瓦住宅のLCA
昨年度から開発作業を続けている住宅用LCA算出ソフトに改良を加えるとともに,本LCAソフトを用いて,(1)DIY対応リサイクル型煉瓦住宅,(2)木造(在来軸組み工法),(3)木造(2×4),(4)湿式煉瓦壁住宅,(5)RC造住宅について,ライフサイクルCO2(LCCO2)を算出した。上記5種類の住宅ではDIY対応リサイクル型煉瓦住宅のLCCO2が最も小さくなり,木造住宅(在来軸組み)より6.6%減少する。
2)DIY対応リサイクル型煉瓦住宅の空気質測定
独自の壁体仕様をもつDIY対応リサイクル型煉瓦住宅においてはその室内空気環境を定量的に把握・検討する必要がある。今年度夏季に,この煉瓦壁を外壁に用いた実験棟において室内空気汚染物質濃度を測定し,その特徴を従来型木造住宅と比較した。実験棟床からのホルムアルデヒド放散速度が大きかったために,詳細な検討はできなかったが,一般的な木造住宅において濃度の高いアセトアルデヒドおよびアセトンは低い値を示した。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 上迫 弘幸ほか: "住宅のライフサイクルアセスメント(LCA)に関する研究 その2 LCAソフトウェアの開発について"日本建築学会大会学術講演梗概集. 環境工学I. 987-988 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 上迫弘幸 ほか: "煉瓦造住宅のライフサイクルアセスメント(その2)LCEおよびLCCO2の構造別試算"日本建築学会大会学術講演梗概集(東北). 環境工学I. 945-946 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroyuki Uesako et al.: "Life Cycle Assessment for Brick House"Proceedings of the 2^<nd> Cross Straits Symposium on Materials, Energy and Environmental Sciences. Vol.1. 167-168 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 上迫 弘幸: "煉瓦造住宅のライフサイクルアセスメントその1 LCA算定手法と住宅建設に係る環境負荷"日本建築学会九州支部研究報告. 第39号. 93-96 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 永田 麻由子: "空気循環式パッシブ煉瓦造住宅に関する研究 その1 空気循環式パッシブシステムを採用した試験室における実測調査"日本建築学会九州支部研究報告. 第39号. 189-192 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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