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アロメラニンの構造研究

研究課題

研究課題/領域番号 11876028
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物生産化学・応用有機化学
研究機関山形大学

研究代表者

貫名 学  山形大学, 農学部, 助教授 (20113970)

研究分担者 佐々 武史  山形大学, 農学部, 教授 (80023456)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアロメラニン / ジヒドロキシナフタレン / いもち病菌 / メラニン / ナフトール / 菌類
研究概要

菌類のアロメラニンは、1,8―ジヒドロキシナフタレン(DHN)から生合成されるメラニンである。本研究はその構造解明を目指しているが、未だその解明には至っていない。今回、本研究を実施した結果、いもち病菌によるアロメラニンの生産について重要な知見を得た。いもち病菌の培養ろ液中には、生体内基質であるDHNやその類似構造の1-ナフトール(1-NP)を、それぞれ黒色のメラニンや紫色のポリマーに変換する酵素活性があることが分かった。DHNを培養ろ液中に添加して反応させることにより、黒色のアロメラニンを有機溶媒に不溶性のポリマーとして得ることができた。このもののFT-IRは、腐植酸類似のメラニン特有のスペクトルを示すことが分かった。また、培養ろ液中の変換活性は、醤油―砂糖培地、ジャガイモ-砂糖培地、イナわら-砂糖培地で培養した場合、ジャガイモ培地の培養初期から変換活性が高かった。醤油―砂糖培地で培養した培養ろ液を凍結乾燥し、セファデックスのカラムクロマトグラフィーを繰り返して、変換活性を示す分画を得た。この分画を用いてDHN、1-NPやその他のフェノール類に対する変換反応を、UVスペクトルにより追跡した。また、これらのフェノール類の塩化第二鉄、フェリシアン化カリウムにより得られるポリマーと色調が類似していた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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