研究課題/領域番号 |
11876067
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
藤田 正一 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (10143314)
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研究分担者 |
数坂 昭夫 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (00002113)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 内分泌撹乱物質 / フタル酸エステル / ラット / エステロゲンレセプター / アロマターゼ活性 / P450 19 / フタル酸ジブチル / アンドロステンジオン |
研究概要 |
フタル酸工ステル類は、プラスチック製品の可塑剤として使用され環境中に広く分布していることが知られている。そして、フタル酸工ステルを投与したラットにおいて約20%の精子数減少が観測されたことが報告され、環境ホルモンとしての危険性が注目されてきた。しかし、フタル酸工ステルの工ステロゲンレセプターに対する結合能力は極めて弱く、その内分泌撹乱物質としての作用機序はまだ明らかにされていない。この様な事を考慮し、本研究では(1)フタル酸エステルは、P450等の代謝酵素によって代謝された後、その代謝物が工ストロゲンレセプターとの結合能を持つ、(2)フタル酸エステルあるいはその代謝物は、エストロゲン合成するアロマターゼ酵素(P450 19)誘導能を持つ、等の可能性を検討することを目的とした。 フタル酸ジブチルを妊娠中および授乳時に投与した母ラットからの新生児ラットを得、さらに、離乳後9週齢になるまでその投与を続けたラットを実験動物として使用した。この様に処置した9週齢のラットから肝臓ミクロソームを調製し、そのアンドロステンジオンを基質とするアロマターゼ活性を検討した。反応活性は、反応生成物の一つであるエストロン生成量を多極型電気化学検出器をもつHPLCで測定する事によって評価した。現在、コントロール群との間にアロマターゼ活性の顕著な差違は見出されていないが、更なる検討を継続中である。
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