研究課題/領域番号 |
11877050
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | (社)北里研究所 |
研究代表者 |
松井 英則 社団法人北里研究所, 基礎研究所, 室長補佐 (30219373)
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研究分担者 |
本川 賢司 社団法人北里研究所, 生物製剤研究所, 研究員 (20290968)
岡田 奨 社団法人北里研究所, 生物製剤研究所, 室長補佐 (60233334)
一色 恭徳 社団法人北里研究所, 基礎研究所, 研究員 (60312211)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | サルモネラベクター / 粘膜免疫 / ネコ免疫不全ウイルス / 粘膜ワクチン / ネコ免疫不全ウィルス |
研究概要 |
ネコ免疫不全ウイルス(FIV)のgag遺伝子をサルモネラのビルレンスプラスミド上のspv遺伝子の下流に組み込み、ΔphoP株とΔaroA株のS.typhimurium SR-11に導入しワクチン株とした(其々HM123sとHM125sと命名)。HM123sとHM125sはマクロファージの殺菌作用に対する抵抗能、腸管上皮細胞への侵入能あるいはin vitroでの菌の増殖速度は野生株と同じであったが、経口投与においても皮下投与においても病原性は認められなかった。またGag蛋白質はマクロファージ内の環境で産生が著しく増加した。 次に7週齢の雌BALB/cマウスヘワクチン株を10日間隔で1-3回経口接種後の血清、盲腸糞、胆汁及び腸と肺胞の洗浄液中のGagに対するIgGとIgAの価をELISA法で測定した。Gagに対するIgGはいずれの場合においても誘導されなかったが、3回の経口投与群においてGag特異的分泌型IgAが胆汁、盲腸及び肺胞洗浄液において誘導された。またワクチン株間における差は認められなかった。以上の結果からワクチン株は抗原提示細胞には達しているが、体液性免疫を誘導するにはGagの発現量が不十分であると考えられた。従って今後はGag蛋白質の発現量を増やすか、産生したGag蛋白質を菌体外に分泌する系の構築が必要思われる。
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