研究課題/領域番号 |
11877058
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
工藤 明 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (70178002)
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研究分担者 |
猪早 敬二 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (70302958)
竹下 淳 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (50263009)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 骨髄微細環境 / インターロイキン7 / プレB細胞 / ストローマ細胞 / ハイドロキシアパタイト |
研究概要 |
B細胞は骨髄の微細環境下で骨髄幹細胞から分化する。in-vitroのB細胞培養系において、ストローマ細胞は骨髄微細環境のかわりができ、インターロイキン7(IL7)の存在下でプレB細胞の増殖をサポートする。我々はこのin-vitroの培養系においてプレート上のストローマ細胞は骨髄微細環境を代替するには不十分であると考え、ストローマ細胞から骨への細胞分化を誘導できるハイドロキシアパタイト(HA)を培養系に応用した。HAをストローマ細胞でおおった後、その上で骨髄細胞と脾臓細胞をIL-7の存在下で培養した。7日後、新しいプレB細胞のポピュレーションが現れた。 それは1)B220low、BP^+CD43^+及び代替L鎖(VpreB,【lambda bar】5)陽性のプレB細胞が得られたこと。 2)7週令のマウスの脾臓由来のプレB細胞が得られたことは、成体マウスの脾臓から得られたプレB細胞としてその特徴を明らかにできた初めての実験例である。すべての確立したプレB細胞は未熟B細胞(IgM^+)へ分化できた。 我々はHAの構造がIL7応答性の未安定なプレB細胞を安定化させることにより新しいポピュレーションが得られたと考えている。
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