研究課題/領域番号 |
11877159
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
神庭 重信 山梨医科大学, 医学部, 教授 (50195187)
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研究分担者 |
篠原 学 山梨医科大学, 医学部, 助手 (30273048)
塩江 邦彦 山梨医科大学, 医学部, 講師 (90215939)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 躁うつ病 / 気分障害 / 候補遺伝子 / 変異スクリーニング / カルシウムチャネル / TRPC / 遺伝子多型 / SSCP / 変異検索 / シークエンス / カルシウムチャンネル |
研究概要 |
TRPC7遺伝子は90kbにわたり32のエキソンがあり、1503アミノ酸残基により構成されていた。相同性検索からtransient receptor potential蛋白(trp)ファミリーに属するとみなされる。さらに、TRPC7には7回の膜貫通領域が存在することから、trpとしてCa2+チャンネル蛋白として機能していると推定された。ノーザンプロット法にてTRPC7遺伝子のmRNAは6.5kbのバンドとして脳にほぼ局在して発現してた。以上のことからTRPC7は躁うつ病の候補遺伝子であることが強く示唆された。 本年度は、TRPC7遺伝子の32エキソンすべてについて増幅領域が400bp程度になるようにプライマーを設計し、PCR産物をSSCP(single strand conformation polymorphism analysis)にて変異スクリーニングを行った。現在のところdirect PCR sequencingにより確認しえた翻訳領域のSNPs(single nucleotide polymorphism)は5個所あり、そのうちの3多型はアミノ酸置換を伴うミスセンスであった。また、エキソンに隣接する介在領域においてもSNPsを15個所、3塩基欠失を1部位で認めた。 翻訳領域に存在する多型については双極性障害患者100名、健康成人100名アミノ酸における頻度を求め関連解析を行ったが、稀な頻度の多型が多いためか、明らかな有意差は認められなかった。さらに今後はサンプル数を増やすとともに、介在領域や5'-あるいは3'-非翻訳領域の多型についても疾患との関連を調べ、感受性遺伝子である可能性についての検討をすすめていく。
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