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笑いのNK活性に与える影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11877163
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関関西福祉科学大学

研究代表者

志水 彰  関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 教授 (90028457)

研究分担者 山下 仰  大阪大学, 医学部, 助手 (50294054)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードNK細胞活性 / 笑い
研究概要

1.研究目的:コミックビデオの視聴による笑いの前後で血液中のNK細胞活性を測定し、笑いによる変化を求めた。笑いの評価は主観的な面白さをPOMSで、客観的な評価を大頬骨筋電図の面積積分値の大きさで行った。
2.実験の進行状況:現在までに男女あわせて12名(男性8名、女性4名)の測定を終えている。(平均年齢22.9±3.5歳)最終的に20人を測定する予定である。
3.現在までの結果:(1)主観的な評価でコミックビデオを面白いと感じた場合は、視聴後にNK細胞活性は有意に上昇した。(2)先の結果をビデオ視聴前と視聴後で比較した場合、コミックの場合もコントロールの場合もNK細胞活性に有意な差は見られなかった。(3)コミックビデオ視聴前後のNK細胞活性の差とコントロール刺激ビデオ視聴前後のNK細胞活性の差を比較した場合にも有意な差は見られなかった。(4)この結果は、笑うという動作はNK細胞活性に影響せず、面白いという情動はNK細胞活性を上昇させると解釈できる。
4.今後の研究の展開について:今後は被験者の性格、気分、大頬骨筋電図の面積積分値とNK細胞活性の関係をさらに求めたい。また、今までの成績では男性被験者に比較して女性被験者はNK細胞活性の変化に乏しかったが、これも感受性の違いによるものと思われるが、現在のところ女性被験者数が少ないためにはっきりしたことはいえないのでこの点についても検討したい。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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