研究課題/領域番号 |
11877297
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
高村 浩 山形大学, 医学部, 助教授 (10197204)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 眼瞼腫瘍 / 眼窩腫瘍 / 3次元構築 / パーソナル・コンピュータ / 手術支援システム / パーソナル・コンピューター |
研究概要 |
12年度はパーソナル・コンピューターに取り込んだ眼窩腫瘍症例のMRI画像を3DソフトのShade Professional R4(Expression Tools社)を用いて3次元に構築した。その結果、腫瘍と眼窩骨や眼球、視神経などとの相互の位置関係がとらえられ、眼窩全体を正面や側方など、様々な側面から俯瞰することができた。このことを第24回日本眼科手術学会(2001年1月28日大阪)で「パーソナル・コンピュータを用いた眼窩腫瘍の3次元構築の試み」として発表し、このシステムが術前のシミュレーションなど眼窩腫瘍摘出術の手術支援になりうることを示した。現在、この原著を「臨床眼科」に投稿中である。この3次元構築システムはヘリカルCTやスーパーコンピュータを使用したものに比較すれば、画質や精度が低いことは否めなかったのでそれを今後どのように改善していくか、また、外傷や眼内疾患などの眼窩腫瘍以外の眼疾患への応用などさらに検討が必要と思われた。 また、本研究と平行して行っていた眼瞼腫瘍の治療戦略や眼窩腫瘍の統計学的検討の成果は、第72回Association for Research in Vision and Ophthalmology Annual Meeting(米国)(2000年5月)、第7回山形眼科研究会(同6月)、第18回日本眼腫瘍研究会(同6月)、第38回北日本眼科学会(同6月)、第54回日本臨床眼科学会(同11月)、第72回南東北眼科研究会(同12月)で発表し、眼窩悪性リンバ腫の治療成績は「Investigative Ophthalmology & Visual Science」と「日本眼科学会雑誌」に、眼窩腫瘍の統計は「あたらしい眼科」に掲載され、他にも「Japanese Journal of Ophthalmology」と「Yamagata Medical Journal」にacceptされている。
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