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血行不良部位における移植自家真皮の肉芽組織再生能のメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 11877311
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 形成外科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

今澤 隆  順天堂大学, 医学部, 助手 (90296872)

研究分担者 小室 裕造  順天堂大学, 医学部, 講師 (90306928)
梁井 皎  順天堂大学, 医学部, 教授 (80114495)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
200千円 (直接経費: 200千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード血行不良部位 / 自家真皮移植 / 真皮移植 / 肉芽組織再生能
研究概要

現在、腱や骨の血行不良部位には、人工真皮による真皮様肉芽組織の構築後、植皮術を行っている。しかし、安定した生着は得られず、やはり人工真皮移植に比べ、自家真皮移植がより生物学的かつ理論学的に優れていると考えられる。そこで血行不良部位への自家真皮移植は可能か否かについて、ウイスター系ラットを用い、実験を行った。ラットの前頭部に1×1.5大の骨露出部を作成し、次のごとく5群に分け植皮を行い生着状況等の比較、検討を行った。1群:骨露出部を作り、そのまま放置とした。2群:骨露出部に人工真皮(ペルナック^R、興和)を貼付した。1週間tie over固定後、肉芽組織の増殖の程度を観察し、さらに、臀部より採皮し分層植皮術を行った。3群:臀部より自家真皮を採皮し骨露出部に縫着した。1週間tie over固定後、肉芽組織の増殖の程度を観察し、さらに、分層植皮術を行った。4群:骨露出部に分層植皮術、tie over固定を行った。5群:骨露出部に全層植皮術、tie over固定を行った。1週間後、それぞれの生着状況を比較し、組織学的検討を行った。1群では、骨露出部は2ヶ月半の間、上皮化せず骨が露出したままだった。2群では、1例中1例の分層植皮の生着を認めた。3群では4例中、2例の分層植皮が生着し、1例は現在、分層植皮を行っている。4群、5群では、それぞれ1例実験を行ったが、生着は認めなかった。それぞれについて、直下の頭蓋骨とともに植皮片を取り出し、組織学的検討を行っている。ラットは創傷治癒が早く、骨露出部の維持と決定に難渋した。途中経過ではあるが、血行不良部位への真皮移植の可能性を認めた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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