研究課題/領域番号 |
11877404
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
武田 則昭 香川医科大学, 医学部, 助教授 (40274279)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 入院・検査等患者待機情報の共有・集中化 / 病床稼働率 / 入院日数短縮化 / EBM戦略 / 患者待機情報の共有・集中化 / 入院日数短縮 |
研究概要 |
対象病院をA特定機能病院とし、研究課題A[入院・検査等患者待機情報の共有・集中化等関連要因に関する現状]、研究課題B[経営セミナー等病院運営関連情報に関する価値観、態度、行動と病院運営健全化要因との関連]、研究課題C[入院等患者待機関連情報と病院運営健全化要因]、研究課題D[入院・検査等患者待機情報の共有・集中化とそのEBM戦略]について研究を行った。EBM戦略のための基本資料は、平成11年、A県下の大学付属病院[A特定機能病院](17診療科、2専門診療部門、4中央診療施設、8特殊診療施設、医療情報部、薬剤部、看護部設置、入院病床613床でA県下唯一の特定機能病院)において、医師、看護婦、薬剤師、技師等関係職員、病院関係事務職、その他職員を対象に行った8大事項(82事項)で構成する調査(配布回収率609人/652人:91.8%)結果を解析することにより作成した。研究課題A〜Dを進める中で、(1)各種病院運営関連会議の周知度やその後の内容伝達、職員の認知度、(2)病院経営・運営管理指標(病院全体、自分の診療科の外来患者数(1日平均)、紹介率(診療報酬上)、院外処方せん発行率、入院患者数(1日平均)、病床稼働率、平均在院日数、病院全体の診療費用請求額)に関する認知度、意識、意欲、期待感等、(3)教育、研究、地域活動、大学病院経営状況に関する意識、(4)病院経営セミナー等への認知度、関心等、(5)空床情報、病床稼働率、平均在院日数に関する情報収集状況、(6)病院運営・経営の向上に対する役割、意識、意欲、意見等、(7)病院経営関連指標についての知識等などの現状、性、年齢、職種(医師、看護婦、その他の職種)の特徴や問題点を見出すことができた。さらに、入院患者待機情報の共有・集中化に関連する事項については、その他の要因との関連の中で詳細に検討し、戦略に結びつくキーポイントを幾つかを表出できた。現在、ある種EBM戦略の一環として、これらの資料を徐々にではあるが医事関係部門、看護部門等にフィードバックし、関係職員への啓発、普及が進められる中、入院・検査等患者待機情報の共有・集中化、病床稼働率・入院日数短縮化図られ、若干ではあるがそれらの成果等が確認できている。
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