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山谷地区路上生活者の保健行動と健康観に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11877429
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関東京都立保健科学大学

研究代表者

下平 唯子  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 講師 (70259141)

研究分担者 山村 礎  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 講師 (00260323)
飯田 恭子  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (80289967)
岡部 聡子 (岡部 聰子)  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (60112554)
神保 会理 (神保 会里)  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助手 (90269514)
高石 純子  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助手 (50289972)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード山谷 / 路上生活者 / 健康観 / 保健行動 / GHQ / GHQ(一般健康調査質問紙)
研究概要

昨年度収集したデータをもとに隅田川路上生活者の精神的健康状態にどのような要素が大きく影響しているか分析を行った。路上歴やテラス歴とGHQの相関を調べたが相開は見られなかった。唯一自覚症状の数とGHQ得点には相関が見られた(ピアソンの相関係数:0.38、P:0.01)。年齢とGHQ得点には統計的に有意な相関は認められなかったが(ピアソンの相関係数:-0.218、P:0.063)、就労が困難な56歳を境に高齢者群ではGHQ得点は有意に低く、高齢路上生活者の精神的健康状態は比較的安定していることが明らかになった。また、ギャンブルを楽しむ人は神経症的傾向が少ないのではないかという仮説のもとに2つのグループのGHQ得点をT検定した結果、ギャンブルを楽しむ人とそうでない人のGHQ得点には有意差はなかった。
健康とはどんな状態かという問に、約30%の人は仕事ができる状態や動けるときに動ける身体の状態と答えている。7%の人は、これからの健康について「どうせ死ぬので好き放題して死んだほうが得」と答えた。しかし実際には、生活は堅実でGHQ得点が高い値を示しているとはいえず、健康に対する認識と身体的・精神的健康との関係については更なる調査が必要である。
隅田川路上生活者の生活の特徴として、全ての人が一日の中でも移動しなくてもいい小屋を持っていること、84%の人は煮炊きができる簡単な自炊道具を備えていること、また82%の人は、金額はわずかでも現金収入があることなどが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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