研究課題/領域番号 |
11877437
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
鳥居 央子 北里大学, 看護学部, 教授 (10227671)
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研究分担者 |
杉下 知子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60010063)
森 秀子 北里大学, 看護学部, 教授 (30276167)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 家族看護 / 家族看護学 / 家族観 / 家族看護観 / 看護職者 |
研究概要 |
看護職の、家族および家族看護に関する認識を調査し、その特徴と共通点を明らかにし、家族看護のあり方を検討することが本研究の目的である。 今年度は終了年度であるため2年間のまとめも行い、以下の結果を得た。 1.昨年度に作成した調査票(家族の捉え方・家族への期待、家族看護の捉え方・ニーズ・困難な点・課題、専門家・学会等への希望等を調査するもの)を用いて、日本家族看護学会会員を対象として、平成12年5月に調査を実施した。調査票は、各会員に郵送され、記入後、同封の封筒に入れて投函してもらう形式とし、無記名とした。 2.学会員751人(平成12年3月現在)のうち、221人から回答を得た。 主な集計結果は以下のとおりである。 (1)回答者の平均年齢は42.2歳、30歳代が多く、女性が97%、4大卒以上のものが60%(看護系大・院卒は4割弱)であった。約半数が看護教育に従事し、30%が現場で仕事をしているものであった。 (2)看護場面での家族の捉え方としては、家族を一つの単位として捉えるものが49%、次いで患者(直接の看護対象者)と家族を同レベルで捉えるものが25%であった。 (3)援助が必要と思われるのは、家族に問題がみられる、あるいは看護への協力を得たい場合が多く、家族は看護に重要と考えていた。家族看護を行う上で、家族を尊重する中立的なパートナーの姿勢は持つが、働きかける力は不十分とするものが多かった。 3.本調査結果の対象者の臨床経験・専門分野・看護基礎教育歴別の検討は、今後も継続して行う。
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