研究概要 |
本年度は,前年度の研究成果を踏まえ,インターネットでGISを実現するWeb GISの試作品を完成させた.RDBMS(リレーショナル・データベース・システム)を活用し,インターネット技術の最新の技術成果を取り入れ,動作パフォーマンスの向上を目指した. サーバ側 (1)メタデータ取得(ASP(VBScript)) (2)属性データ取得(ASP(VBScript)) (3)地図データ取得(ASP(VBScript)) (4)分析 ・基本統計量(ASP(VBScript)) ・回帰分析^*(ASP(JScript)) ・因子分析^*(_+クラスター分析(ウォード法))(ASP(JScript)) なお,回帰分析および因子分析(クラスター分析は含まない)は,群馬大学社会情報学部青木繁伸教授がWeb上で公開しているJavaScriptによるプログラム(http://aoki2.si.gunmau.ac.jp/JavaScript/)を使用した. クライアント側のプログラムは,イギリスLeeds大学地理学科のCentre for Computational GeographyがJavaで開発したフリーウェアのGISエンジンGeoTools(http://www.ccg.leeds.ac.uk/geotools/)をベースに開発したJavaアプレットである. 試作したWeb GISは,現在http://land.geo.tsukuba.ac.jp/teacher/murayama/gis/index.htmlで試験運用している.残された課題も多く,時系列データの比較機能,カルトグラム表示機能,空間統計分析機能,オンデマンド機能,GML,XML対応などの強化を図る必要がある.
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