• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

非測地的空間に対する地理情報システムの応用

研究課題

研究課題/領域番号 11878011
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関金沢大学

研究代表者

伊藤 悟  金沢大学, 教育学部, 助教授 (20176332)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード地理情報システム / 非測地的空間 / 時間地図 / 時間距離 / 地域イメージ / 教育GIS / 都市空間 / 時空間構造
研究概要

地理学が研究対象として取り扱う空間は測地的空間ばかりでなく、例えば時間地図や認知地図で表現されるような非測地的空間もある。しかし、非測地的空間に関する既存研究は測地的なものと比較すれば不十分で、かつ、近年急激に普及してきた地理情報システム(GIS)も、非測地的空間に目を向けてこなかった。そこで本研究では非測地的空間に対する地理情報システムの応用を模索することを意図した。
本研究は2カ年計画で進めた。初年度(昨年度)は、(1)非測地的空間に関するデータの収集・整理、(2)測地的空間とGISの各研究分野について現状の成果と課題を検討した。今年度においては、昨年度の2つの作業(1)と(2)を引き続き深化させるとともに、それらを踏まえて、(3)非測地的空間データに関わる処理方法の検討、および(4)それらの方法を実際のデータに適用することも、あわせて試みた。
本研究の具体的成果として、本紙裏面に記載したリストのように、既に学術雑誌等で幾つかの論文を公表済み、ないしは印刷中である。例えば「金沢都市圏の時空間構造分析」では、時間地図に関する従前の研究動向を整理した上で、時間距離に基づく分析測度を、地理情報システムではあまり取り扱われてこなかったものとして、複数提示しながら、それらの有効性を比較・検討した。
加えて、地域イメージの分析を試みた論文も近く発表予定である。このほか、非測地的空間に対する地理情報システムの可能性を広範囲に模索するために、近年のわが国における都市地理学研究の展望や、地理情報システムの教育活用なども同時に試みた。以上のように本研究では、非測地的空間を具体的に分析することを中心としながら、地理情報システムの応用に対する今後の方向性を提示できたと考える。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 伊藤悟: "学会展望-都市"人文地理(人文地理学会). 第52巻第3号. 261-265 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤悟: "金沢都市圏の時空間構造分析-時間距離に基づく各種分析測度の適用と比較-"金沢大学教育学部紀要 人文・社会科学編. 第50号. 55-68 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤悟: "金沢市中心部における地域イメージの構成"日本都市学会年報. 第34号(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 奥貫圭一,伊藤悟 ほか: "野外調査実習のための携帯型GISの開発-大学の地理学教育における活用事例-"地理情報システム学会講演論文集. 第9号. 263-268 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤悟: "都市の時空間構造と時間地図(発表要旨)"経済地理学年報. 45巻3号. 251-252 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤悟: "アメリカ合衆国の学校教育におけるGIS利用の展開"地理情報システム学会講演論文集. 8号. 1-6 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi