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異文化理解教育その利用をめざした、女性・少女漫画の分析

研究課題

研究課題/領域番号 11878039
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関九州大学

研究代表者

因 京子  九州大学, 留学生センター, 助教授 (60217239)

研究分担者 松村 瑞子  九州大学, 言語文化研究院, 教授 (80156463)
日下 みどり  九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (70253523)
研究期間 (年度) 1999 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードポライトネス・ストラテジー / わきまえ / 女性の立場 / 心理の視覚的象徴 / 日本人の家族観 / 成長と教育 / 主題分析 / 表現手法分析 / 言語分析 / コース・デザイン / 女性と社会 / 家族問題 / ポライトネス・ストラテシー / 感覚的表現
研究概要

本研究の目的は,日本の少女・女性マンガを素材として日本人学生と留学生を対象に,日本文化と日本語についての理解と考察を深めそれを明確に言語化する能力の涵養を目指す「異文化理解コース」のための教材を開発することである。行った主な活動とその成果を次にあげる。
1.日本マンガの特徴の分析:海外のマンガとの比較によって日本マンガの特徴を検証し,また,日本マンガが他の国のマンガや他の表現分野に与えた影響を考察した。(→平成14年に単行本『(仮題)世界マンガ事情』として刊行予定。)
2.マンガ作品研究:日本の現代社会を理解する鍵となると考えられる作品を中心に主題分析を行った。単行本『マンガのススメ』を刊行した。また,学習者用の手引きを執筆した(→報告書所収)
3.マンガ言語の分析:社会的な文脈の中での「ていねいさ」の表現,女性語の使用,口語表現に特に焦点を当てて行った。
4.教材化の方法論研究:教材選定のための基準,コース・デザイン,タスク作成方法などについて考察した。
5.教材作成:コース用教材2学期分と発展研究用資料を執筆し,研究代表者の所属する機関で試用した。(→報告書所収)
以上の研究成果は,3本の論文,2冊の単行本,3つの口頭発表によって発表した。論文は作成した教材とともに報告書に収録し,留学生教育,国際化教育に携わる関係諸機関に送付する。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 因 京子: "マンガを用いた日本語教育の視点と方法"韓日言語文化研究. 第2巻. 131-150 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 日下 翠: "日本漫画研究序説"韓日言語文化研究. 第2巻. 83-98 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 松村 瑞子: "日本語の女性語-女性語=劣性の言語か-"韓日言語文化研究. 第2巻. 117-130 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 松村瑞子、因 京子: "日本語会話におけるポライトネス"日韓言語文化Forum. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 松村瑞子: "日本語会話におけるポライトネス―Brown & devinson (1987)の妥当性を中心に―"言語科学. 第34号. 51-60 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 日下みどり: "漫画学のススメ"白帝社. 305 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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