研究課題/領域番号 |
11878047
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
白旗 慎吾 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10037294)
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研究分担者 |
坂本 亘 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (70304029)
安芸 重雄 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (90132696)
後藤 昌司 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00273615)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 繰り返し全数検査 / 不良品 / 発見確率 / 不良品総個数 / 最尤法 / 重み付き最小2乘法 / モーメント法 / 停止規則 / 不良品個数 |
研究概要 |
1.品質検査の対象となるロットに含まれる不良品個数をM、1回の検査で不良品が検出される確率をθ、1回の検査のコストをcとする。本研究ではロットに含まれる製品の数は極めて多く、不良品の個数は相対的には少ないことを仮定している。検査の目的は合理的なコストで可能な限り不良品を除去すること、および残存不良品個数を精度良く推定することである。 2.ロットの現状を把握するためにはT回の全数検査によりM、θを推定する必要がある。推定方式として単純最小2乗法、重み付き最小2乗法、最尤法、モーメント法を比較し、精度としては最尤法が最も良く、ただし多くの場合に計算の容易な単純最小2乗法も捨てがたいことが分かった。 3.もちろんすべての不良品を発見することが望ましい。また、検査は終わらなければならない。実際的ないくつかの停止方式でのコスト、検査回数等を求めた。実際に行われている検査回数は少なすぎることを指摘した。これはすでに論文として発表している。 4.不良のタイプが複数の場合は発見確率θがそれぞれで異なるが、2,3の方式を組み合わせれば推定、計算は容易である。 5.検査に物理的な刺激が加わる場合は、検査により不良品が追加発生されることがある。その場合の物理モデルは知られていない。追加発生の確率として、ポアソン分布、負の2項分布などのモデルの当てはめを行っているが、データにうまく当てはまるモデルはまだ見つかっていない。
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