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運転シミュレータを用いた地震時の高速道路走行安定性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11878068
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関東京大学

研究代表者

山崎 文雄  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50220322)

研究分担者 村尾 修  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (70292753)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードドライビング・シミュレータ / バーチャルリアリティ / 運転者行動 / 高速道路 / 地震動
研究概要

高速道路走行中の運転者の挙動については,渋滞の原因究明や対策,道路線形・景観の心理面への影響などの観点から,実車やコンピュータ・シミュレーションそれに運転シミュレータを用いた研究が行われている.ここで地震の揺れによる走行性への影響など,通常に評価や試験が困難な事象については,運転シミュレータの利用が有効と考えられる.本研究では,本格的な運転シミュレータを導入し,技術的な開発を試みる一方で,運転ゲーム機を振動台で加振することにより,模擬的に地震動の走行安定性への影響を調べた.まず実際の地震を高速道路上で体験した運転者の証言を集め,推定した地震動と比較することにより,揺れの強さと体感の関係を調べた.また,被験者を乗せた運転ゲーム機を振動台上で様々な地震動を加えることにより,模擬的に地震動の走行安定性への影響を調べた.実験では,走行速度,揺れの方向,強さ,周波数特性,継続時間などをパラメータに,揺れと走行安定性の関係を明らかにした.
方法としては,地震動推定値とアンケート結果を比較することにより,地震動の強さと運転者の体感や運転操作性との関係を分析し,兵庫県南部地震に関するさらに多くの高速道路運転者の証言を収集・分析する.
また本研究所で購入した本格的な運転シミュレータに,地震入力を加えるための改良を行い,技術的な開発を進めた.それと平行して,運転感覚の再現性はやや劣るものの,運転ゲーム機を振動台上で加振する被験者実験を行った.実験は,20名程度の被験者を集めて,振動台上で条件を変えて運転を行い,これらの被験者実験結果を整理し,この実験における揺れと走行安定性の関係を明らかにした.また,同時に被験者アンケートも行い,心理面も含めた人体の揺れに対する感覚について考察した。
以上の結果をまとめて,今後,本格的な運転シミュレータを用いた実験への展望を明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山之内宏安,山崎文雄,鎌田崇義: "運転ゲーム機を用いた地震時の走行安定性実験"生産研究. Vol.51 No.7. 32-35 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山之内宏安,山崎文雄: "運転シミュレータを用いた地震時の走行安定性に関する検討"第25回地震工学研究発表会講演論文集. 1049-1052 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山之内宏安,山崎文雄: "運転ゲーム機を用いた地震時の走行安定性に関する実験"土木学会第54回年次学術講演会講演概要集. IV. 318-319 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yamanouchi, F.Yamazaki: "Experiments on the Behavior of Automobile Drivers under Seismic Motion using Driving Simulator"Proceedings of 5th U.S. Conference on Lifeline Earthquake Engineering. 796-803 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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