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遺伝子発現変導を指標とした内分泌攪乱物質のスクリーニング手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11878090
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 環境影響評価(含放射線生物学)
研究機関横浜国立大学

研究代表者

上杉 晴一  横浜国立大学, 工学部, 教授 (70028851)

研究分担者 栗原 靖之  横浜国立大学, 工学部, 助手 (80202050)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードディファレンシャルディスプレイ法 / 内分泌攪乱物質 / 遺伝子発現 / 精巣
研究概要

SSDD法は短時間にRIと同等の感度で安価に行うことが出来る反面、選択的逆転写反応の特異性の低いこととそれによる偽陽性が多いことが問題点である。これらの問題点はDD法全般に当てはまる問題点といえる。従って、選択的逆転写反応を至適化することが出来れば従来法より利点のあるSSDD法の高いポテンシャルを生かすことが出来る。そこで、本年度は選択的逆転写反応の特異性を向上するための反応条件検討を行った。モデルとして精巣mRNAをTの数と3'端の異なる様々なアンカープライマー(3種類のGT15M、3種類のGT15VN、4種類のT12VN、4種類のT11VN)、3種類の逆転写酵素(AMV RTase、ReverTra Ace RTase、SuperScript RTase)、各種温度(37、40、42、45、47、50℃)で転写し、発現量の異なる3種類の遺伝子特異的プライマー(RFP,protamine1,mrp1)でPCR行い選択的逆転写が起こるかどうかを検討した。もし選択的逆転写の特異性が高ければ異なるアンカープライマー3'末端の一つで逆転写したcDNAでのみ遺伝子特異的プライマーでPCR増幅されることが期待された。結果は、50℃で逆転写した場合、protamine1遺伝子以外はPCR増幅されず逆転写されないことがわかった。さらに、低い温度で逆転写した場合には本来増幅されるべきアンカープライマーだけでなく増幅されないはずのプライマーでも増幅されこれらの条件では逆転写の選択性が低いことがわかった。これらの結果は、アンカープライマーの3'末端で選択を行うことが出来ず、これらのプライマーが容易にミスマッチを含んでペアリングする事で逆転写が進行してしまうことを示している。従って今後は逆転写反応でcDNAを分画するのではなくその後のPCR反応で厳密な選択を行うことを考えている。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 栗原靖之: "non-RI分子生物学実験プロトコール -蛍光ラベリング・化学発光の原理から実際まで- 「高感度蛍光色素を使ったポストステイニングによる蛍光ディファレンシャルディスプレイ法」"羊土社. 4 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 明神玲子: "non-RI分子生物学実験プロトコール -蛍光ラベリング・化学発光の原理から実際まで- 「タンパク質と核酸のゲル電気泳動の高感度蛍光染色剤を使った染色法」"羊土社. 4 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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