研究課題/領域番号 |
11878092
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
占部 城太郎 京都大学, 生態学研究センター, 助教授 (50250163)
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研究分担者 |
成田 哲也 京都大学, 生態学研究センター, 助手 (40025440)
中西 正己 (中西 正巳) 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60025434)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 琵琶湖 / 動物プランクトン / ヨコエビ / ガンマルス / 沈降フラックス / 呼吸 / 基礎生産 / 鉛直移動 / ベントス / 貧毛類 / 溶存酸素 / プランクトン / 分解 / 底生動物 |
研究概要 |
琵琶湖において、基礎生産・沈降フラックス・動物プランクトンおよび深水層に生息するヨコエビの調査を行った。その結果、琵琶湖では年平均で基礎生産の20%が湖底へと沈降すること、ヨコエビの現存量は表水層の動物プランクトン現存量とほぼ匹敵することが明らかとなった。ヨコエビの摂食・生長・呼吸量を毎月1回の間隔で野外実験により調べたところ、ヨコエビの個体成長速度は沈降量と正の相関があること、ヨコエビの摂食量は沈降フラックスの50%に及ぶこと、さらに同化された有機物の殆どは呼吸により消費されていることが明らかにされた。これらの結果から、琵琶湖特産のヨコエビ(アナンデールヨコエビ)は琵琶湖深水層の物質代謝において無視できない役割を担っていることが明らかになった。
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