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細胞性粘菌分化誘導因子DIF-1を用いたボディープランの解析

研究課題

研究課題/領域番号 11878104
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関東北大学

研究代表者

大島 吉輝  東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (00111302)

研究分担者 菊地 晴久  東北大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (90302166)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード細胞性粘菌 / 分化誘導因子 / DIF-1 / α-ピロン化合物
研究概要

細胞性粘菌は、発芽すると単細胞のアメーバとして動き回り細菌を貪食して分裂する。しかし、飢餓状態になると多数のアメーバが集合して移動体となり、光などの刺激により2種類の細胞へと分化して子実体を形成する。細胞性粘菌はこのような独特な生活環をもつために、生物学では発生・分化の研究に最適な材料として使われている。細胞性粘菌からは分化誘導因子としてDIF-1(Differentiation Inducing Factor-1)が単離されている。本研究は、DIF-1を用いて細胞性粘菌から分化に関与するレセプター蛋白を精製したのち、レセプター蛋白を利用して脊椎動物の器官形成機構の解明を行うことを目的とする。
DIF-1は細胞性粘菌にはきわめて微量しか存在しない。そこで、phloroglucinolを原料にしてFriedel-Crafts反応を使いDIF-1の化学合成を行った。さらに、レセプター蛋白精製に用いるプローブを作製するために、DIF-1に蛍光を発する構造単位の導入を現在行っている。一方、細胞性粘菌Dictyosterium discoideumのアメーバと子実体を得るために、液体培地と寒天培地による粘菌の培養条件を種々検討した。その結果、それらの大量培養に成功した。得られたアメーバと子実体からは蛋白画分を調整した。一方、アメーバと子実体の有機溶剤抽出液からは、生合成的見地から興味深い化学構造を有するα-ピロン化合物を得て、その構造を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshiaki Takaya: "Novel Acyl α-Pyronoids, Dictyopyrones A, B and C, from Dictyosterium Cellular Slime Molds"J.Org.Chem.. (印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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