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アポトーシスシグナルを受けたミトコンドリアからのチトクロムC輸出機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11878139
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関九州大学

研究代表者

三原 勝芳  九州大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40029963)

研究分担者 小宮 徹  九州大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (40304802)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードミトコンドリア / 蛋白質輸送 / 膜透過 / シトクロムc / アポトーシス
研究概要

ミトコンドリアは膜間スペースにシトクロムc、AIF、カスパーゼ9などのアポトーシス因子を貯留しており、細胞外からの死のシグナルに応じてそれらをミトコンドリアから細胞質に輸出し、これによってアポトーシスのカスケードがスタートする。しかしこれらの因子がミトコンドリア外に輸出される機構は殆ど不明のままである。
我々は今回の助成によって以下の事柄を明らかにすることができた。
【1】単離したミトコンドリアから細胞質に依存してシトクロムcを遊離する反応系を確立した。この反応はスタウロスポリンとdATP(またはATP)を要求する。
【2】この反応系を利用して細胞質からシトクロムc遊離に関る因子を精製し、それが20Sプロテアソームであることを明らかにした。
【3】素反応の解析をおこない、次のような経過でシトクロムcの遊離が起こることを明らかにした。
(1)スタウロスポリンはミトコンドリアに作用し、シトクロムcをexport competentな状態にする。
(2)20Sプロテアソームがシトクロムcをミトコンドリアから引きだし、そのシトクロムcは20Sプロテソームの空洞内に格納される。(3)dATP(またはATP)の加水分解によってシトクロムcは20Sプロテアソームから解離する。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Mihara: "Targeting and insertion of nuclear-encoded preproteins into the mitochondrial outer membrane."BioEssays. (in press). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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