研究課題/領域番号 |
11878154
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
崎村 建司 新潟大学, 脳研究所, 教授 (40162325)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | PSD / 転写後修飾 / スプライシング / GRIP-I / GluRα2 / パルミトイル化 / コンディショナルターゲッティング |
研究概要 |
本研究の目的は、シナプス可塑性獲得の過程に転写後調節の機構がどのように関与するのかを明らかにすることである。これまでに、AMPA型グルタミン酸受容体チャネルに結合することが示されているGRIP-I(glutamate receptor interacting protein-I)に、2種類のN末端と3カ所での選択的スプライシングによる分子多型が存在していることを明らかにした。また、各々の分子の発現は、発達時期ならびに領域により異なっていることを見いだした。さらに、2種類のN末端の一方のみがパルミトイル化されることを見いだし、この修飾がGRIPを膜へ局在させる機構の一つであることが明らかになった。この結果は現在投稿中である。AMPA型受容体α2サブユニットC末端には、これまで報告されているGluRα2-CP以外に、GluRα1と同様な長い配列を持つGluRα2-CLが存在しており、このGluRα2-CLとGluRα1を共発現したチャネルは、GluRα2-CPとGluRα1を共発現したチャネルと異なったチャネル特性を示した。GluRα2が2種類のC末端を持つことを明らかにするために、遺伝子クローンを単離しその構造を解析した。その結果、GluRα2-CPとM4は同一のエクソンにあり、GluRα2-CLにはエクソンの途中からスプライスすることが明らかになった。また、生体での2種類の分子の生理的意義を明らかにするために、GluRα2-CLを選択的に欠損するマウスを作製した。
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