研究課題/領域番号 |
11878156
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村上 富士夫 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (20089882)
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研究分担者 |
小林 裕明 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助手 (20314396)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 神経回路形成 / 軸索ガイダンス因子 / 成長円錐 / レセプター / 後脳二次元展開標本 / 前庭小脳線維 / アンチセンスオリゴ / MuSC分子 / axon guidance / hindbrain / vestibular ganglion / MuSC / mouse / culture / double strand RNA / electroporation |
研究概要 |
神経回路形成のメカニズムを明らかにするためには、神経軸索ガイダンス因子からの信号を成長円錐内の細胞骨格に伝え軸索伸長を制御するレセプターに対する理解が必須である。多種多様なガイダンス因子に対するレセプターをすべて明らかにするためには、レセプター分子の遺伝子を大規模かつ系統的にスクリーニングするアプローチが有効であり、これを具現化するためには、簡便迅速な候補遺伝子の機能スクリーニング系の確立が必要である。我々はマウス後脳二次元展開標本中の一次前庭小脳線維を培養下で発達させる技術を持っている。この培養系に候補遺伝子のアンチセンスオリゴによるタンパク合成阻害技術を適用することによって、一次前庭小脳線維のガイダンスに関与するレセプター遺伝子の培養下での大規模な機能スクリーニングを試みるのが本研究の目的である。 本年度は昨年度に引き続き、培養系におけるアンチセンスオリゴヌクレオチドによる蛋白質翻訳阻害系の確立を主目的とした。モデル因子として免疫グロブリンスーパーファミリーに属し一次前庭小脳線維に発現するMuSC分子の機能解析を試みた。 MuSCを強制発現させたCOS細胞は接着活性を示し、精製MuSCタンパクを与えると凝集が抑えられた。このことはMuSCが接着活性を介して神経細胞形成に関与してることを示している。
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