研究課題/領域番号 |
11878181
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
加藤 政雄 理科大, 基礎工学部, 教授 (70214400)
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研究分担者 |
長崎 幸夫 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (90198309)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ポリマーブラシ / タンパク吸着 / 生体適合性 / 高分子ミセル / ポリ(メタクリル酸2-ヒドロキシエチル) / アニオン重合 / セミテレケリックス / BCA法 |
研究概要 |
1.PHEMAセミテレケリックの調製:申請者らが見いだしてきたアニオン重合法により片末端に定量的に官能基を有し、且つ分子量及び分子量分布の制御されたPHEMAセミテレケリックを合成した。具体的にはヘキサメチルジシラザンのアルカリ金属塩を開始剤として用い、水酸基を有機シリル基で保護したHEMAの重合特性を検討し、目的生成物が定量的に合成された。 2.表面PHEMAブラシの構築:上述のようにして合成した末端アミノ基を有するセミテレケリックPHEMAを用い、モデル表面にブラシを構築した。具体的にはナイロンのアミド基の活性プロトンをメチレンビスイソシアナートで処理して基盤表面にイソシアナート基を導入し、アミン末端PHEMAによってPHEMAブラシを構築した。 3.表面ブラシの物理化学的評価:このようにして得られたブラシを接触角測定により解析した。水滴による接触角測定はポリエチレングリコールブラシよりヒステリシスの小さいモデル表面であることが確認された。 4.PHEMAブラシ界面の生体適合性評価:まず材料表面に対するタンパク質の吸着抑制効果の検討を、アルブミンを用いて行った。定量に際してはbicinchoninic acid(BCA)による吸光に基づく方法(マイクロBCA法)によって行い、PHEMAをナイロン表面にブラシ状に担持する事によりナイロンはもとより、PHEMAハイドロゲル表面に比べても極めてタンパク質吸着能の低下することを確認した。このようにブラシ上表面はPEGだけでなく、PHEMAでも効果的であることが明らかとなり、今後の研究に期待できる。
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