研究課題/領域番号 |
11894015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川島 隆幸 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80011766)
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研究分担者 |
伊藤 嘉彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40026018)
古川 尚道 筑波大学, 先端学際領域研究センター, 教授 (80015966)
秋葉 欣哉 広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20011538)
中山 重蔵 埼玉大学, 理学部, 教授 (90092022)
吉藤 正明 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90011676)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 高配位典型元素化合物 / 低配位典型元素化合物 / 典型元素カチオン種 / 複素環化合物 / 高周期元素多重結合 / ポリシラン / ポリカルコゲニド / ポリフィリン |
研究概要 |
研究実施計画に基づいて以下の課題の検討を行った。1.高配位典型元素化合物; 複素4員環を含む高配位典型元素化合物の合成と新規反応性の創出(川島)、ポリフィリンを配位子とする高配位15族元素化合物の合成と構造(秋葉)、テルルーリチウム金属交換反応の有機合成への応用(神戸)、および高配位ヨウ素化合物を活用した合成反応の開発(落合、北村)。2.低配位典型元素化合物;低配位14族化学種の合成と反応(坂本、加部)、低配位リン化合物の合成と金属配位子としての応用(吉藤)、不斉ジホスフィン配位子の設計と不斉合成への応用(伊藤)、高周期15族元素間二重結合化合物の合成とその反応性(時任)、カルボン酸誘導体の高周期16族元素類縁体の合成と構造(加藤)、および硫黄-窒素三重結合化合物の合成と反応(藤井)。3.環状ポリ典型元素化合物;環状ポリカルコゲン化合物の合成と反応(中山、上方、佐藤)、および環状ポリシラン化合物の合成と物性(松本、三治)。4.典型元素カチオン種;トリゲルマシクロプロペニウムイオンの合成と芳香族性の評価(関口)、ホスフェニウムを配位子とする金属錯体の合成と反応(中沢)、ビスムトニウム化合物の合成と構造(俣野)、およびカルコゲンジカチオンの合成と反応性(古川)。5.他電子系相互作用典型元素化合物;シロールおよびゲルモールを合成と性質(山口、中平、持田)、および硫黄官能基を利用した新規なπ共役系の構築(小倉)。各分担者は日本化学会秋季年会および関連の討論会会場または直接訪問で、代表者や他の分担者と研究打ち合わせおよび研究連絡を密に行い、各研究課題の中から最適な鍵化合物を選択した。さらにそれらの構造、反応性、および合成可能な類縁体について検討し、新規典型元素化合物の創出と元素特性発現を探究した。以上のように本研究は計画通り遂行でき、特定研究に向けての基礎固めはできたものと思われる。
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